Suezaの随想録〜徒然なる一言日記2〜

Suezaの瑞希とゆう希のブログです。日常生活、くっだらないこと、CDやLiveについて宣います!

昔のブログを見て、なるほどなぁって思った英語表現です。

2018-06-12 22:46:20 | 日記
瑞希です。昔のブログを見てたら、結構よく見られている記事があって、ちょっと気になったので、リバイバルバージョンで載せてみました。米国にいた時には実はとっても大事な表現だったなぁって思います。

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最近あまりまともなことを書いていなかったので、ちょっと今日は使えると役立つ英語表現について書きたいと思います。

普段日本での英語ではあまり使わないのですが、こちらにいると日常会話とかで“Would be””Could be” “Should be”というのが良く使われます。意味は、「そうだと思うよ・・・」という意味あいなのですが、実はこの3つの言い回しにはちょっとした違いがあります。それは「可能性・確立」の問題なのです。

“Would be”であれば、おおよそ50-60%程、”Could be”であれば、60-80%くらい。“Should be”になれば、80%以上の確率で物事が起こるようなイメージです。いつものことですが、これは当人(私)比です。

例えば、“Will he come here?”(彼はここに来るのかな?)という質問に対して、
“He would be…”であれば、「多分くるんじゃないかな?」
“He could be…”であれば、「来るとは思うけどね・・・」
“He should be…”なら、「うん、来るはずだけど・・・」、と言った具合です。

これをうまく利用すれば、答えた相手がどのように状況を考えているのかがわかりますので、それに応じた心構えができます。

ところで、これに似たケースで日本人よく“Maybe”(多分ね)という単語を良く使います。でも日本人の感覚と米国人のそれはかなり違っています。日本人はこれを肯定的に使っており、(確実じゃないけど)「まあ多分そうなるね!」と言った意味合いで話をします。ところが米国人の場合、「もしかしたらそうじゃない?」という感じです。程度から言えば30%くらいの実現可能率くらいしかないのです。だから日本人が「多分ね(大丈夫だよ)」と言っているつもりが「もしかしたらそうなるかも?」という程度にしか捕らえられていないのです。だから、もし日本人が使う”Maybe”のイメージで相手に話をしたいのであれば、彼達には“Probably”(半々程度)くらいの表現で言うのが適当かもしれません。

日本語を使っていると結構繊細な表現が多いですが、そこまでいかなくても英語でも多少の「程度」のニュアンスがあるのです。「お願いします・・・」という表現にも丁寧な言い方や謙譲表現があります。これはいろいろな人の話すのを聞いて、微妙な違いを見つけてください。

そうそう、ひとつ日本人がよく犯しがちな間違いとして、「・・・したほうがいいよ」というサジェスチョンの言い方があります。中学校では、“You had better…”を習うのですが、これはあくまでも目上の人間が下の人間に言う言い方です。「・・・しなさいよ!」というような表現なのです。例えば親が子供とかに言うのはいいのですが、これを普通の人に対して使うと、相手は怪訝な顔をするかもしれません。まあ使っている人間が日本人だから笑って理解してくれるとは思いますが、場合によっては相手のプライドを傷つけるかもしれません。だから決して目上の人にはつかってはいけません。怒られるかもしれませんので・・・。こういった場合には、“You should do that.”みたいな使い方、「そうすべきだよ!」と言うのが良いかもしれません。更にその後に、“What do you think?”「あなたはどう思いますか?」という言葉を続ければ、立派な表現になり、相手も”I think so.”「私もそう思うよ!」という返事が返ってくると思います。これも会話のテクニックかもしれません。

こういうことはある日突然ひらめくようにわかるものですし、その時はとっても良い気分になれます。

一度誰かに聞いてみましょう・・・。”Will it be fine tomorrow?”って。

さあ答えはどれでしょうかねぇ?(笑)

Key Transpose

2018-06-12 12:20:01 | 日記
 こんにちは! 瑞希です。

 歌が好きな人、楽器を弾く人にとって一番欲しい能力のひとつに「絶対音感」があります。聴いた音が例えばC(ド)だとかF(ファ)だとかがわかる能力です。これがあると、音楽を聞いてそれを音符が書ければ自分で楽譜を書くことができます。バンドとかで曲のカバーをするときに、この能力があれば楽譜がなくても演奏することができるのです。また、伴奏を聞いてちゃんとした音程で歌を歌うこともできます。非常に貴重な能力なのです。

 でもこの能力の入手法は極めて難しいのです。幼少のころから音楽をやっていると比較的早く(自然と)身につくものなのです。要は英語と一緒で、幼いころからずっと使っていることで自然に身につくもので、気が付いてからではなかなか入手法が難しいのです。私は幸いなことにちいさいころクラシックピアノをやっていたおかげで、これを入手することができました。なので、耳コピ(耳で聞いたものを楽器で表現する)もできますし、めんどくさがらなければ楽譜に書くこともできます。コニミズでやっているカバー曲も30-40%くらい耳コピで作っています。(でも本当に全部の楽器の演奏を聴いて、それぞれの楽器を打ち込みするのって、本当にめんどいので、スコアがあるものは使っているのが現状です。)

 ちなみに、打ち込みで作る場合、5分程度の曲をつくるのに昔は2-3日かかっていました。今では4-6時間程度でしょうかねぇ~。でもひたすら楽譜を見て、その通り入力するのは大変です。耳コピなら、だいたいの感じで作ってしまう分、目は疲れません!(笑)

 ご存じの方もいますが、コニミズは最近は主にオリジナル中心でやっていますが、たまに、特に下北沢rpmのステージでは何でもありなので、カバー曲もやります。昭和歌謡からPops、アニソンまでこなします。「君の知らない物語」とか「さよならメモリーズ」(Supercellさん)とかプラチナ(坂本真綾さん)とかは、ここ最近もやっています。でもね、意外とこれらの曲って難しいんですよ。「絶対音階」的に。

 Fhanaさんの曲で「Divine Intervation」という曲を昨年やったのですが、一度聴いてみて「あ、これならできそう!」って思って音楽に合わせて弾いてみたら、弾けるはずが弾けないのです。音階が違うのです。つまり自分では「C」だと思ってた音が「B」。半音階ずれているのです。私の絶対音感は完璧じゃなかったのです。(笑) 要は伸びたカセットテープのごとく耳で都合のよい音階に半音あげていたから実際にやってみてNGだったのです。

 これをやろうと言い出した手前上引き下がれません。更にPianistの端くれ上、プライドもあって、原曲のままトライしました。そしたら大変! 黒鍵の嵐です。たった半音ずれただけで、もうパニック。完コピは止めて、次にコードからのアプローチ。コードさえ抑えればそれなりの演奏になります。ところが、コード進行もめんどくさく、やろうにもうまく行きません。そりゃそうでしょ! C調を半音崩せば♯や♭が7つも出てくるのです。弾けっこないですよ! 結果として、LIVE当日は、プライドを捨て「Key Transpose」という機能を使って機械的に半音ずらして演奏しました。

 しばらくして、当該曲のビデオがYoutubeであったので見たところ、何と!弾いてる(プロの)本人もKey Transposeを使っていたのです。何かそれを見たらちょっと安心しました。結局のところ、曲は作ったんだけど、ボーカルさんの負担を少なくするため、レコーディングの段階で半音落としたんだと思います。昔はそんなことできなかったけど、今の技術の革新はすごいんだなぁ~って思いました。

 できれば・・・、本当のアコースティックやグランドピアノにKey Transposeの技術があってくれるとうれしいんですけどね。あれは打弦式だから無理かなぁ~。(苦笑)