Suezaの随想録〜徒然なる一言日記2〜

Suezaの瑞希とゆう希のブログです。日常生活、くっだらないこと、CDやLiveについて宣います!

CDアルバム製作過程裏話(その1)

2018-07-04 12:00:50 | 日記

  瑞希です。

 ご存じの通り、コニミズとSun Festaで芸能活動(?)を行っています。コニミズでデビューして1年、考えてみると相当忙しい日々を送っていたような気がします。(笑) Liveやリハに関しては、FBやこのブログで報告をしているのですが、意外とあんまり話をしていないのがCD製作過程です。これが意外とね、時間も労力もお金もかかるんですよ~。

 コニミズの楽曲の作り方は、たいていの場合、私瑞希がまず曲を作ります。メロディーからつくるのか、コードからつくるのか、はたまた空から降ってくるのかはいろいろありますが、まず大まかに曲のメロディーラインとコードを作ります。次に、それぞれのパート毎、例えばドラムとかベースとかギターとか言った具合にラフにAパターン、Bパターン、といった具合に頭の方からまとめていきます。大凡イントロから1番が終わるとそこから先はコピペで2番以降を作っていき、その過程で(いつもはたいてい勢いなのですが、)ブリッジとか展開を作ってしまうことが多いです。で、あらかた1曲の構成とラフなオケが完成すると、それをいったんMP3に落します。で、会社の行きかえりや旅の道すがらに聞きこんで行きます。で、その次にコードとかメロディーのあらを探しながら、一つのパート毎にオケをしっかりと作っていきます。で、またMP3に落として聞いて、修正してという行為をすると、大凡聞くに堪えられるレベルのオケが完成します。自分的には作った楽曲に”Ver.3"というのが入ると、山で言うと7~8合目まで来た感じになります。で、そのあと細かいところ修正⇒コードやリズムの違いがないかをチェックしてとりあえず第一段階を終了します。あ、私の使っているDAWはCubaseです。

 で、その後まずメロディーラインの確立を行います。だいたい鼻歌混じりで作っているメロディーってどこか誰かの曲に似ているところがあるので、あんまり似ないように高低差をつけたり、微妙な半音階をつかったりするのです。これって私からすれば、「聞いておもしろいな」とか「うまくあってれば良いか」程度に簡単にやってしまうのですが、後々有希さんとかに聞くとかなり歌う方からすると「迷惑な」ラインだそうです。(笑) 

 ちなみにコニミズの曲は一度歌うとわかるのですが、意外とどの曲も難しいそうです。(笑) 高低音差や半音階(例えばStarry TuneとかRagazza)、高音パート(残陽や比翼のとり)、過度な転調(Mary Go A Round!)とかあって、どうも歌う方からするとまともな曲がないとお叱りを受けます。(笑) でもこういうのが積み重なって、噛めば噛むほど味がでるんじゃないかな? って心ひそかには思っています。

 とりあえず第一段階が終了すると、今度はPianoの音入れになります。たいていは自宅にあるMOTIFを弾いて、MIDI録音をします。でもシーケンサーで録るとどうしてもタイミングがずれるので、録音後は一音毎にQuantitizeと長さや弾く強さをチェックして修正していきます。この作業までに結構コードをいじっていることが多く、最初に作った時のコードと第一段階まで終了したところが合わないので、結構難渋することが多いんですよね。

 で、こうやって何とかオケを作り終えると、これをMIDIファイルに変換します。で、これをスタジオに提出して私の作曲・編曲段階は終わるんですよね。でもここまでの時間結構かかるんですよ。こないだのSide-Bの7曲を作るのにも最初からここまで2か月はかかっているかな~って感じです。

 今製作中の新作アルバム用のオケは何曲からほぼオケ作りまでは完了しましたが、まだ半分以上第一段階が終了した時点です。Liveもある中今後これを詰めていかないとスケジュールに間に合わなくなるかな~、っと心配です。(苦笑)

 ちなみにオケができてからマスタリングが終了するまでも結構かかるんですよ~。これはまた後日お話しすることにします。