近日、近々日、近時間のうちにヤフーオークションにコレコーレの「taiyounokagami04」で出品します。
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アメリカパビリオンから販売代行として預かってヤフーオークションに出品していたアテンダントのユニホームで未落札の物をアメリカに返却する日程が近づいている中で、本来のユニホームの定価が一流メーカーばかりのために最低値指定で継続出品していたユニホームを、自主的な万博スタッフの赤字覚悟の発起人が開催しようとしているパーティーを支援するために、コレコーレとアメリカ館の協力の下で、1円でオークションに出すことになった。
協力内容は、
アメリカ館から、最低価格一切無しの1円からの承諾での協力である。
アメリカから販売委託を受けたコレコーレの手数料から経費を差し引いた収益を発起人にパーティ協力金として贈呈するという内容である。
この話題に社内は、
「私も入札していいの?‥」
「もったいない!いっそのこと会社で、アメリカ館から買い取ろうよ!」
「思い出のあるアテンダント達がかわいそうじゃない!!」
など、社内は大きなアメリカ館から預かったユニホームの取り扱いの方向転換に騒然となった。
それもそのはず、万博ユニホームの中でもアメリカ館のユニホームは、アメリカの一流メーカーが競って高品質な物づくりで、アテンダントに提供したもので,帽子ひとつとっても最高のメーカーがアテンダント一人一人の採寸した本国でも10万円近くするオーダー物であったり、一人一人のアテンダントのサインが施されているものである。
しかも、アメリカ館のアテンダントは、世界のVIPを招くことから、将来必ずや国際舞台で何らかの活躍をする可能性を秘めたスタッフばかりで、本来なら最も届けてあげたいスタッフにすらに手渡らなかった品である
ヤフーオークションでは、タブー視されやすい方法として、
「本当の出品は、アメリカなんだから、代行の当社の関係者も落札していいんじゃないか!!」
「それは、誤解されやすいから止めよう!!」
などなど意見がまとまらない状況に陥る。
それらの騒々しい話題に沈静が保たれた出したのは、方向転換の目的に話題が移行してからだった。
コレコーレからパーティー会場を引き継いだ発起人たちが、理念を大切にするべきか、大勢の集まりを成功させるべきかの狭間と、大胆に値下げした入場料のつけが発起人たちにのしかかってくる状況で苦戦している状態を、担当の新人スタッフからの報告で、急遽、コレコーレの幹部会議が召集された。
再度、パーティーの目的から検証されだした会議は‥
楽しさ、面白さ優先ばかりではなく、万博の意義を考えるための3Rを基本とするパーティー。
日本中が世界と地球をもてなした大イベント「愛・地球博」の基本理念を今後も継承していくためのわかりやすさとして、「もてなしの代表格」となるアテンダントを前面に出すパーティー
パーティーのサブタイトル「今日から、アテンダント」というテーマでわずかな準備時間と、わずかな発起人だけで、赤字覚悟のボランティアパーティーをやろうとする発起人の支援のために、コレコーレの若い経営陣は、緊急会議で「どうしたら」意味のある支援になるかを協議した。
喧々諤々の協議の結果、安直な目先のパーティーの成功を目的とする支援ではなく、将来につながる支援内容をしようということになった。
コレコーレの幹部会議では、まずは今回のパーティーの目的を理解して頂くことが、次へのつながりとなるのでは?という意見から、表面的な華やかさを演出することばかりに協力して、ゴミを出すようになっては、万博の理念に反するということから‥
会場に集まる人々の心に飾りつけができるような協力は無いのかという議題が中心になった。
難しい議題に刻々と時間過ぎていく中で、まずは、発起人に赤字負担だけは、できればさせたくないという意見から、アメリカ館のユニホームの販売代行についてコレコーレの収益を寄付しようということで意見がまとまり、第1回緊急「万博パーティー支援会議」の合意を取り付けた。
具体策としては、アメリカ館のブランド力に傷をつけないために、最低値を維持し続けて、預かり期間が過ぎたものはアメリカに送る方針でいたアメリカ館ユニホームを大きく方針転換して、最低値無し1円からスタートとう大胆な方針であった。
発起人や、パーティー参加者の心にXmasの飾り付けをつけるような協力という難題のテーマは、ついに最後まで具体的な答えが出ずじまいだった。
その理由は、心のXmasパーティーの飾り付けがパーティーの参加者だけに感じるものや、会場内の狭い範囲で終わるものでは意味が無いという意見や、
果たして、キリストにおけるⅩmasの意義を万博というフィルターで見直したときに、華やかさにいかなる意味のあるものであったり、表面的な集まりに意味があるのか?という意見‥、
できる限り今回は人数少なく、会話の場を重視して次の集まり‥そして次の集まりへとゆっくりと広がりを持たせたほうが‥
いや、万博というステップをそれぞれに開かれている小さな集まりごとにジャンプさせてこそ万博のスケールメリットが生かされるという意見‥
また、アテンダントという表層のキーワードが、どうしたら心にもてなしの飾りをつける集まりや、未来を世界のステージで生きていく子供達に、万博を終えた後が、終わりでなく始まりであったという何かを感じてもらえるものになればという話題は、たぶんに概念的な話題になりがちで具体的なアイデアとしての答えは見つからないままであったが、
誰よりも万博の思い出が強烈に身にしみているスタッフ達が集まる場の話題として‥、
アメリカ館のスタッフがのどから手が出るほどの思い出として、欲しがっていたユニホームを‥
できれば‥コレコーレ自身が落札して、スタッフの手元へ届ける役割を果たしていけたらとまで考えたユニホームを‥
あえてオークションに1円から出すという意味と、その収益を渡すということで、発起人自身や、パーティーに参加するメンバーにお金だけでない何かを手渡そうというアイデアと、
この方向転換の経緯を落札する人にメールを送り、その後のユニホームの行方としてひとつひとつのドラマを見ていく面白みの中に、会場にはいない人々さえも同じ万博の空気の広がりとして続いていく可能性に、物を越えた何が生まれるのかを見届けてみようという意見でまとまりました。