物々交換コレコーレ

物々交換が出来る不思議なお店

クロアチアのイケ面登場

2005-10-29 21:25:00 | 万博

イケ面・美女ぞろいで、しかも、EXPOチーム対抗サッカーでは、ずば抜けた強さをアピールした「クロアチア」の中でも、おそらく一番人気の彼から、自身が着用したユニホームと、スタイリッシュな自転車、様々な持ち物がコレコーレに持ちこまれた。
大切な土曜日だと言うのに、その美形と品格に、仕事そっちのけで万博の話や、彼の身上調査もどき会話のオンパレード。DSC03847

独身の社長をはじめスタッフ一同舞い上がりっぱなし。
しかし、リチャードギアと、トムクルーズを足して2で割ったような彼は、只のイケ面ではなかった。店に陳列してあった能面や、骨董陶器を選別する眼力においても日本の文化や、礼儀に精通しすぎであった。
そのみごとさに、目を見張り、コレコーレのご意見番の顧問すらが、身上調査に加わる始末、何の不愉快さもなく淡々と応えてくれる彼の返答は、うなる内容ばかり、
やはり、噂の「追っかけ軍団」ができたというクロアチアの有名人は、エドワードだったのかとの確信を持つにふさわしい要素が満載のナイスガイであった。
自身が漢字で、通称「エド」の当て字に選んで使用している「恩斗」や、「笑怒」の漢字の選択から見ても、並の日本通ではないことがわかる。
「恩」の漢字の語源が糸巻きの形と心の組み合わせで、哲学的な暗示が内包される非常に、奥深い意味をもつ大切な漢字であることを説明すると、非常にコレコーレに興味を持って頂き、閉店後に再び来店し、一緒に食事をする事になった。
DSC03827 多くのパビリオンのスタッフユニホームを取り揃えている現在のコレコーレで、お客様の問合せで最も多かったユニホームが、なぜか突然入手できてしまった。
サッカーで仲良くなったメキシコ館のスタッフからコレコーレの噂を聞いてきたと言うエドワードは、上質なユーモアと機知に富んだ会話と、身のこなしのセンスも、ファッション業界20年以上の経験をもつ顧問すら、「美形はともかくクロアチアでは身につかないセンスなのに不思議だ?」とうならせる。
その疑問もあとで、なるほどと会得する。
エドワードの噂が広がったのか、コレコーレ153店の鈴木店長がいつもより早く本店に合流してくる。
タイに旅行に行っている鈴木店長の部下の「朋ちゃん」も一緒だったっらもっと二人して早く飛んできたろう!
夜10時という遅い閉店時間にも関わらず、大量の万博関連の受入で、店内から大幅にはみ出て陳列されているEXPOグッズを店内にしまう最中、当然のように手伝いに加わっているエドワードの人間性と、あつかましく善意に甘えるコレコーレのスタッフの対比に苦笑する。
エドワードは、クロアチアの生活環境よりも彼の父親がパリジェンヌ集うパリの一等地にサッカー専門店を経営していることから生活環境が、他のクロアチアスタッフとは、異なっていることや、エドワード以上の格好良さで、パリ・ローマを忙しく活躍する作家と役者の花形兄弟との切磋琢磨されたセンスであったことが判明する。
3歳から徹底的に美しい日本語と礼儀を叩き込まれたというエドワードが、日本の初の女性天皇になるかもしれない皇室の要人をはじめ、殆どのVIPの通訳に当然のように任命されたことは、全くの必然。
また、EXPOに関わらずクロアチア政府が日本の大切な通訳に、エドワード一族を任命する必然も十分に理解できる。
話を聞けば聞くほど、コレコーレ女性スタッフは、「EXPO追っかけ」に心から変貌しようとしているのかと思うほどの熱の入り方である。
瞬く間に時間が過ぎていく夜に、ご意見番の顧問が「待った」をかけて、再び東京から、一時帰名する来月初旬の再開の約束をして別れる。
「コレコーレの今日の1日は、次々と来店する外国スタッフのイケ面オンパレードの1日で、お客さんも驚いたよね!」と言っている「アンタが一番驚いたじゃないの?」社長さん!?
挨拶を終えた後も、今日の余韻で、散会となっていかない。
舞い上がりすぎて、エドワードのユニホームにサインをもらい忘れた事に、別れた後に気づく始末、 結局しばらくは店に陳列してからネットで販売することを決定するが、「売りたくない!私が落札する」という店のご法度ジョークまで飛び出す大変な1日になった。

速報

  1. EXPOスタッフが会場へのアクセス混雑の緊急対策として通勤手段に使用したサイン入り自転車の大量入荷で、ネットでは無く店頭で販売することに決定。
  2. WEEKLY EXPO 週間イベントガイドを店頭で販売中。
    無折りたたみ、無傷のものは、200円均一、
    一部折れや、汚れがあるもの50円で販売。
  3. ブログを全部見てきたという方から先着10名の店頭万博オークション期間中に店頭で販売している万博商品三千円以上お買い上げ者に対して、期間中協会から館長ご指名で、スタッフ限定使用で預けられた愛知万博特別通行許可証(平成17年2月10日)~10月25日)を無料進呈中。
  4. EXPOピンバッジの交換強化キャンペーンの内容を近日発表予定。

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有り難い経験

2005-10-20 08:48:00 | 万博

DSC03212 今日は、カナダ館の恩人が、ご来店してくださいました。
実は、去る9月25日に招待を受けたカナダ館・深夜パーティーへの参加は、予想だにせず、簡単な事では有りませんでした。特に最終日の閉幕後の会場の警備は厳しく、パーティーの招待状を持っている私達でも会場内に残ることが困難でした。
閉幕後にカナダ館にいた我々に対して、警備関係者から早急退場の指示が出されたのです。閉幕後の万博会場内に、パビリオンの招待状があっても、通常入場での我々が残っている事がルールから外れる事が理由でした。パビリオンの方々に迷惑を掛けてはいけないとの判断の元、パーティー参加を断念をしかけた所、店に良く来て戴いていた女性のアテンダントが偶然通りかかり、声をかけてくれたのです。

彼女は「帰られず、そのまま少しお待ちください」と言い残し、カナダ館VIP用ドアに消えていきました。

およそ5分程たった頃でしょうか、数人のパビリオン・スタッフが現れて、私達に“彼女がどんな困難な事も可能にできるから安心して!”と一人の女性を紹介されました。
そこには、小柄な初老の女性。笑みを絶やさぬ、澄んだ瞳から、全てを包み込む魔法の様な包容力をたたえている。「何も心配は要りませんよ。」その華奢さからは想像も付かぬ凛とした意思のオーラを感じ、驚かされる。警備員との折衝にさほどの時間は要さ無かったと思います。
「ようこそ、私達のパーティーへ。」
なんと驚いたことに、お店に来て頂いていた、和骨董のお好きなバーバラ・ヘルムさんが、カナダ館の有名館長さんだったのです!
事の顛末はこうでした。
何度も来店して頂き、仲良くなったアテンダント達からのお招き頂いた際、本来、万博関係者を、パビリオン関係者一人に対し、一人だけ万博関係者に限定して招待しても良いという趣旨のパーティーで、元々、私達がお招き頂けるなど有り得ない事であったのです。
今回は、特別に館長又は、館長代理人がパーティー終了後に同行してゲートを出ることを条件に、承諾するという異例の対処を頂く事と成り、スッタフ専用フリーパスの無い私達があの素晴らしいパーティーに、“まるで家族の様に迎えられ”参加する事が出来たのです。

まさしく“多様性の叡智”に育まれたご配慮を経験させて頂いた、忘れがたいパーティーとなったのです。
万博閉幕後、京都、高山など観光を済ませ、万博の激務を癒された館長さんが、カナダ帰国前日の御多忙の中、わざわざコレコーレに時間を裂いて頂き、なんと謝罪とお礼に来られたとの事で、再開の喜びに加え、私達全スタッフの恐縮の連呼となってしまいました。
「パーティーでは円滑に入場出来ず、不愉快な時間を与えてしまいました。」と、ご挨拶に訪れて頂けるなどとは・・・。
何とか、日本通のカナダ館長さんへ、最も日本らしいもので、国内でも当店でしか用意できない品物を進呈しようと、思案を行うが、突然のご来店に加え、10万点を超える品々からのノミネートの為なかなか皆の意見が揃いませんでした。

そこで、私達にとっても万博の思い出として忘れがたい、コレコーレ総合企画で開催した「古代紫の再現イベント」に友情出演して頂いた、世界的なアーチスト達にも進呈した物と同じものを進呈しようという事で、全員の考えがようやく揃ったのでした。
「古代紫」は、絶滅危惧種の紫草で貴重なものである事。その作品が、群馬の山奥のアトリエで、仙人の様な生活をしている作家の、ぬくもりのこもった手作りである事、天皇家と、ゆかり深い古代染色方を用いた作品で三笠宮殿下も、庭園美術館で開催した個展には、スケジュールを変更されてまでも来館され、痛く感動された品であること説明、感慨深げに眺められるも、固くプレゼントを辞退しようとするバーバラ館長さん。

名古屋テレビ塔に隣接する「オアシス21の大会場」で開催したショーの店内DVDをご覧頂き、コレコーレ総合企画で開催した「蘇った紫草色モードショー」が万博連携イベントであった事、映像に映っているモデルの方々が、実は、コレコーレのお客様や、一般公募の素人モデルさん達であり、自身素人の私達のつたない企画・運営に数々の協力を頂き、あろう事か世界的なアーティストの方にも賛同を頂けた奇跡を語るにつけ、ようやく深々と日本式に頭を下げられて、感謝の言葉を頂きプレゼントを受け取って頂く事となりました。

DSC03215 「不可能を可能にする女性」と畏怖されるバーバラ館長さんの、そこはかとなく奥ゆかしい、深い人間性を垣間見た一瞬でもありました。

それは、私達にあるフレーズを思い起こさせました。

「悔しいほどの出会い」

後日談として、万博開催中にカナダから来日したバーバラさんの兄弟がコレコーレに何度も足を運んでいらっしゃり、隠れファンであった事、「あまりにも混雑を極めていた万博会場よりも、コレコーレでの買い物を楽しみにしていた」との、あり得ぬ贈る言葉を頂き、静かに店から去っていかれたカナダ館長・バーバーラさんに、もっと早く語り合う時間を頂き、人生観を教え賜りたかった悔しさがひとしおの別れでした。

DSC03218 カナダでの再会を誓い、お見送りの時を向かえるにあたり、走馬灯の様に蘇る万博フィナーレの感動に胸を熱くさせられる思いの一日でした。

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感動の継承

2005-10-12 22:15:00 | 万博

昨日の「USA」の興奮も覚めやらぬ内、二人の男性がコレコーレを訪れる。何を隠そう、USパビリオンの某施工責任者のお二人である。昨日の搬入の際、その巨大さが故に搬入と仮設置を全面協力くださり、今日はワイヤーボルトを用いた、強化設置の為にご多忙な仕事の合間を縫って、わざわざ出向いて下さったのです。筆舌に尽くせぬご協力を下さいまして有難うございます。お二人の魔法の手は、あっという間に「USA」とコレコーレを結びつけていく。

PA110832

店先を飾るこの優美なランドマークの素材がFRPで出来ている事、ましてやこのサイズであるが為に、美しいシェイプを描くその形成にかかる苦労が如何ほどのものであるかを素人である私達にわかり易く説明を頂く、話題が万博の思い出に及ぶにつれ、施工責任者A氏の記憶は、35年前の、とある記憶とシンクロし、遠くを見つめるかの様に語り始める。
それは、A氏が小学校1年生の事、その日彼は、大阪の地を踏む。会期中6421万8770人もの入場者数を数え(日本人口の約半数)、1日に最大入場者数83万人もの入場者を迎えた事があるという。 大阪万博EXPO’70~人類の進歩と調和~
高度経済成長、見知らぬ世界の国々、アポロ・月の石・・・そこには確かに未来があったに違い有りません。
少年の興奮が頂点に達していた事は想像に難くない。いくつかのパビリオンを周ると刻一刻と時間は過ぎていく、閉館数時間を前にして、少年は大きな決断を迫られる。
その日その時、アメリカパビリオン待ち時間1時間40分、ロシアパビリオン待ち時間50分、そのどちらをも楽しみにしていた少年だが行程上、断腸の思いでロシア館のみを選ぶ。アメリカ館にいきたい!・・・その日以来、少年の脳裏に強烈に焼きつく記憶、憧れのアメリカ館・果たされ無かった夢・・・否、少年のままの瞳をした彼は、その潰えぬ夢を、それ以上の現実として自らを導く。時は過ぎ、建築設計の道を歩む彼の職場に万博の!アメリカ館!!の話題が舞い込む。自分以外の誰が・・・彼は夢中で企画書を書き上げる・・・企画は通過し、彼はアメリカ館の施工責任者となる。その後の道程も平坦では無かった。タイトな施工スケジュールの中、昼夜を徹しての日々が幾日も続く。

多くを語らぬ彼だけに、その苦労の程がうかがい知れる。

「USA」に関しての逸話をひとつ・・・この優美なフォルムを持つランドマークは厳しい工程管理の中、激しい雨の日にパビリオンに施工された。その高所作業車両の足場にさえ彼は居た。激しい雨が視界を遮るも、日本のクラフトマンシップに満ちたその工芸品は寸分たがわず外壁のナットに吸い込まれていく。暴風雨の洗礼を受けた、ランドマークは、その後の半年間もの間、微動ともせずその美しきフォルムを放ち、閉幕後の解体の際にも別格の扱いを受けその輝きを保ち続けた。

あの日の少年が見つめた「U・S・A」・・・

アメリカの“心”は日本のクラフトマンシップとヒューマニズム・ロマンティシズムの結晶であった。

A氏はこうも語る、「アメリカ館のスタッフ全てが僕と同じか、それ以上の愛情をパビリオに抱いている素敵な連中です。」

拝啓、この度コレコーレが買い上げた「USAランドマーク」を無料(移動関連費用は除外)で提供する運びとなりました。決定次第随時ブログにて速報を流します。現在の選考基は、

企画を提出する企業にしっかりとした企業理念がある会社や、個人信条が明確な理念  を大切にしている企業又は個人。

人の幸福や、平和を育む空間に使用されるアイデアであること。

「愛・地球博」のコンセプトの延長線から逸脱しないアイデアであること。

アメリカパビリオンに従事したスタッフの意思を受け継ぎ感動の継承をし得る企画である事。

おおよその暫定基準ですが、公募の方法や、詳細はまだ詰め切れていません。是非、その美しきフォルムを当店まで見に来てください。

あれほどまでに渇望し、苦労して手に入れた「USA」を無償で進呈する決心がつこうとは考えようにも無い話でありました。
念願の「USA」を手放す決心を私達が快く行うに至った理由は、米軍関係設備に行く予定であった優美なオブジェを、「愛。地球博」に相応しい平和のシンボルとなる空間に再び設置させたいという、(身勝手ながら)私達コレコーレの切なる願いであり、クラフトマシップに満ちた施工責任者が、大阪万博から引き継いできた深い思い入れや、ヒューマニズムに満ちたアメリカ館スタッフの思いを知った事が私達を損得勘定からの答えではなく、愛着継承の答えに導きなおしてくれた大きな動機であったからです。

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アメリカの心がコレコーレに!!

2005-10-11 21:59:00 | 万博

遡る事9月25日私達は、万博閉幕後に名残惜しみつつ、次々と各ゲートへ向かう万博ファンたちの足並みに逆らう様に、とあるパビリオンに足を向けていた。深夜から開始されるカナダ館のラストパーティーに参加する為である。自身、万博グランドフィナーレの感動のシャワーを浴び、口々にその思い出を語りつつ、パーティー会場へ向かう道すがら、私達は叶うべくも無い願いを胸に、あるパビリオンの前に佇む。

一度に1000名以上を飲み込むように受け入れていくアメリカ館・・・

フィナーレの興奮が徐々に静寂に向いつつある今、世界最高ランクのVIPを安全に招き迎える為に、凛と立ちはだかっていたという、もう一つ側面を、おぼろげながら浮かび上がらせる。

ショーファードリブンの車寄せが直接アメリカ館のVIP専用通路へ導かれる配慮や、VIP専用通路をあたかも“自然の要塞“のように取り巻く立地条件が、如何ほどの重要なお忍びVIPが訪れたことであろうとの想像を掻き立てる。

星条旗をイメージし、特別に注文して作られた巨大ネットを背景とした「USA」の文字が、その存在のすべてを語っているかの様である。

このランドマーク・オブジェを手にしたい!

しばしその情景に身をゆだねた後、目的とする「カナダ館の深夜パーティー」に向ったのである。

その時、この優美なランドマークを、コレコーレの店先に飾る、感動の日が訪れようとは、コレコーレの誰もが、アメリカ館の誰もが想像する由も無かったのである。

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万博パビリオンスタッフの思い出を継承致します。

2005-10-10 02:18:00 | オークション

早いもので愛知万博が閉幕されてから2週間がたとうとしています。帰国を迎えたパビリオンスタッフの方々が、名残を惜しみつつ貴重な思い出の品々を、お別れの際に私達のお店コレコーレに持ち寄って来てくださいます。

日本で実際に使われていた食器類、生活用品、ユニフォーム、ピンバッチ、大切な方のみに配布されていたVIP用のプレゼントアイテム・・・気が付けば40カ国3000アイテム!!にも及びました。

この度、貴重な思い出の品々を万博を愛された世界の方々に広く公平に継承する為に、その一部をヤフオクに出品をする運びとなりました。 kumiko_coreさんに出展協力もして頂いています。

austraria

canada

swissアメリカ・イエメン・オーストラリア・カナダ・スイス・ポーランド・メキシコ・モーリタニア・ロシア・・・さながら店内がサテライト万博会場の様相も。数え上げたらきりが無いほどの貴重な思い出・素敵な笑顔を私達にも残して頂きました。某人気パビリオンの館長の身内の方を持ってして、“万博より面白い お店”との有り難いお言葉も頂きました。

彼等にとって、物々交換が、本来“グローバルスタンダードな価値観”を持ち得ていた事だけで無く、“未だ物々交換が一般的に認知の無い国”日本において稚出で無知な私達のドタバタ奮闘劇を、影ながら微笑ましくも見守って頂いたファンの方々の、ネットワークの賜物であった為と、今一度気の引き締まる思いです。

今回万博グッズのオークションを掲載するにあたり、ブログを立ち上げる事となりましたが、今後その心あたたまる交流の数々、いくつもの感動のエピソードなどを順次更新を行いつつ私達のお店を紹介させて頂きます。

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ポーランド館からの吉報~素直で熱心なポーランドの“彼”の質問に私達も原点を振り返る~

2005-10-01 05:33:00 | 万博

ポーランド館から、コレコーレに吉報が訪れる。
私達との会話の中で、当然のように難しい四文字熟語さえも正確に意味を理解して、笑顔で話しかけるポーランドのハンサムボーイが、「貴方の事は良く知っています。」と、笹ヶ瀬社長の顔を見て、突然、「ポーランド館の物に興味は有りますか?」
唐突な話の展開に、大きな目をさらに丸くしてキョトンとしている当社の若干27歳の若き女性社長に、間髪をいれずに、「貴方は、大変な金持ちの娘さんですか?」
「いいえ、とんでも無いですよ!」と驚いて答える。DSC00089

すると「何故このような素晴らしい品揃えが貴方のように若い女性に出来るのですか?信じられませんね!」
「外国でも物々交換は盛んですが、このような品揃えは不可能ですね。」
「日本人は、不用品を持ってきて、良いものを持って帰るのでは無いのですか?」
「良い物を持って来て、悪い物を持って帰るのですか?」
矢継ぎ早にポーランド人の彼から質問が続く、
DSC00088 彼は、万博の重要なアテンダントであるだけで無く、機械体操において世界大会の選手として選抜されて、世界中に出向いている国際感覚に長けたポーランド人で、六カ国の言葉を流暢に話すだけで無く、特に日本の文化には興味が深く、骨董や日本の武士道、歴史、漢字の語源にも関心を持つ実にユニークな人。
漢字の語源の話から、最も漢字に精通している片桐顧問を紹介し、漢字の語源についてしばらく語り合っていると・・・
「日本に来て、これほど漢字や日本の文化や、世界観を学んでいる人に初めて会いました。」
「今日は、とても勉強になりました!」
大げさなゼスチャーで喜びはじめる彼。
「私の疑問は、全て解決しました!」
「貴方のように若い女性が、このような難しい品揃えを可能にしている理由がわかりました。」
「“温故知新”“愛着継承”素晴らしい言葉です、素晴らしい文化です!是非、あなたの店でポーランド館の最も大切な物を受け取って欲しい!ポーランドが世界に誇る最も大切な物であり、大切な文化の象徴です!」
興奮気味のポーランドの彼から出てくる言葉は、信じられない言葉ばかりでした。ファッション業界で多くの西欧の国とのビジネス経験を踏んできた当社の顧問からみても、この若いポーランド人にその様なことを決定する力を与えているポーランドの国柄が新鮮でもあり理解しがたい事でした。
素晴らしい申し出を頂きましたが、即答は避けて、何故、笹ヶ瀬社長を知っていたのかを尋ねると、先日当社が取材を受けたインターネット上のビジネスマガジンに笹ヶ瀬社長が大々的に取り扱われていて、それを偶然読んだ事が、経緯であったと聞き納得を得たのでした。
インディペンデンス~物々交換と地域通貨でビジネス展開~
【インディペンデンスという起業家向けのサイトにて、かつて当社が通信業で600名以上の従業員を抱え全国で1位の実績で活躍していた当時、社員教育の実践の場に、3000時間以上という膨大な時間と費用をかけて、理想の社員教育・経営者教育のOJT事業として、全て社員の手作りで、美術骨董の“弥勒”・宝探しの“のみの市”・洋古書専門店“ブックラック”・和書専門店“ブックナウ”の4店舗を同時に星が丘のファッションビル“THE WITZ”に立ちあげた直後に、第5号で巻頭8ページ総16ページという異例の特集を組んで頂いた恩人“愛知県漂流誌の酒井社氏”からの紹介で創刊第一号に掲載依頼が有り取材を受けたものです。】
確かに、ポーランドの彼が指摘するように、創刊号の取材記事だけでは、何故コレコーレが質の高い品揃えが可能なのかは、紙面数の関係上不明でした。
日本の文化や四文字熟語に強い関心を持ち、次々と質問を繰り出す熱心さに、“温故知新”の解釈説明や、“愛着継承”というコンセプトの実現に、大変な人脈形成努力を行っている事や、具体的な事例を説明する事になりました。

当社の激動の歴史を説明するいは、話題が多すぎる為、わかりやすい事例として、かっての600人の従業員において当時、最年少に近い笹ヶ瀬社長の立候補を会社として受け止める為に、ファッション業界で異例の活躍を行ってきた常任の片桐顧問だけで無く、当社の幕賓的な存在として、相談役になって頂いている人物学の手本とも言われる有名企業の元社長でにして、かつロータリークラブの現会長でいらっしゃる方。
日本有数の米問屋の歴史を持つ美術・古美術の愛好家でいらっしゃり、およそ世に存在する良書全てを読破されている「超生き字引経営者」、図書館顔負けのコレクションばかりか、骨董屋から美術館の創設を依頼されるほどのコレクターで、完璧すぎるほど完璧な天才経営者でいらっしゃる方。
二人は、常任顧問との間で、片桐氏に急死など万一の時は、当社の後見人の役割をとって頂く約束を頂戴している大人物である事、その他にも、哲学を知る為に物理学の大学教授になられたという、仙人のような物理・哲学・言語の達人な方や、ローマ法典を原書で熟知する法学の大学教授であるにも関わらず余暇あれば本の整理へのボランティアを理由に、会社の変化を見届けに来てくださる方・・・など数え上げたらきりが無い支援者に支えられている事を「温故知新」の意味や、「愛着継承」の関わりとして説明した事がポーランドの“彼”の腑に落ちたようでした。

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