物々交換コレコーレ

物々交換が出来る不思議なお店

被害者が被害者で居続けることを選んだ人の人相と、被害者が責任者になることを選んだ人相。

2012-03-08 00:25:52 | 日記

被害者が被害者で居続けることを選んだ人の人相と、 被害者が責任者になることを選んだ人相。

 

今日は、コレコーレにとっても特別な記念日です。

 

ちょうど1年前の今日「ガイアの夜明け」と言う人気番組の冒頭に全国で唯一10年間物々交換を継続させている店として物々交換コレコーレが紹介された日でした。

"捨てない"に商機あり ~新・中古ビジネス~」というテーマでの取材を受けた内容の放映でした。

 

その番組では、3件のリサイクル関係の業態が紹介されましたが、その中に特に強くコレコーレのスタッフたちの心に残った家族が紹介されました。

 

 

しっかりものの長女・怜奈さん、12歳

恥ずかしがり屋の杏奈さん、8歳

そして末っ子、優奈ちゃんはまだ2歳です。

 

 

3人のお母さんはお産のときに亡くなりました。

番組で取り上げた内容は、父親や家族にとってもっとも大きな求心力となっていた妻との思い出のスーツをリメイクして長女の卒業式を迎える怜奈さんに亡き妻の思いを付き添わせることで、さらに家族の絆を深めようとする熱い父親の思いに照準が当てられていた内容でした。

 

市原家族に起きた出産時の母親の死という「バーストラウマ」の情報は、私にも強い戦慄を走らたことが強きその家族のことを記憶して放映をみていました。

 

そのような家族に信じがたい大事件が発生しました。

3・11原発の直近(7キロ)に居住していた事実をコレコーレの常連様の一人から教えられました。

その方のご主人はトヨタの名車のデザイナーの奥様でとても素敵な人生観を大切にしている方でコレコーレの全員が大好きな方でした。そして、そのご子息のフクシマ被災者への並々ならぬ救済活動を耳にするたびに、大きな学びを受けてもいました。

 

コレコーレさんと同時に放映された市原さんと言う家族のことを覚えている?

聞かれた私は、すぐに3人の子供たちの顔が浮かびました。

 

ニュースを聞いていて心配になって調べたら、市原さんの家族が行方不明でよくわかっていないそうよ!

 

その奥様も大きなバーストラウマを生涯抱えることになったお嬢様のことが気になり、何か力になれることはないのかしらと言う気持ちで市原さん家族の住所の地域までも覚えていたのでした。

 

そ して、その記憶していた地域は、3.11フクシマ原発の直近だったことと、いち早くフクシマへの被災援助の募金活動の一環として現物募金の呼びかけや、物 資の提供活動を3.11当日から始め出したコレコーレの動きを知り、声をかけにわざわざ出向いて教えてくれたものでした。

 

番組担当者に事実確認をすると、個人情報に関わることであまり教えられないが無事ではあるが避難生活をしていることだけがわかりました。

 

その後、「ガイアの夜明け」の番組は市原家族の行く末を取り上げる方針が決定し、昨日のガイアの夜明けでは、大きく市原家族のことが紹介されました。

 

実の親、亡くなった妻の両親、そして、3人の娘の7人が身を寄せ合い互いを支えあう姿が放映されました。

 

大きな悲しみをそれぞれの人生に抱えながら、子供たちの未来を切り開くために必死に生きる父親の人相は、1年前とまったく変わっていました。

 

自身の苦難に向き合う深さが強ければ強いほど、家族の苦しみに深い理解と共感と自身の行うべき道を躊躇なく定められる強い意思がヒシヒシと私たちに伝わってくるような男の顔を映像は浮かび上がらせていました。

 

コレコーレの中で、いつも会話に出る「市原家族は、どうしているだろう?」

 

被害者が被害者で居続けることを選んだ人の人相と、

被害者が責任者になることを選んだ人相。

 

その家族の人相がすべての答えを私たちに教えてくれたような放映内容でした。その市原家族の人相の1年の変化から、たまたま苦難を先延ばしすることができた 私たちに示している学びは、あまりにも大きいとも感じました。共通の漢字「奈」を命名されることになった3人姉妹、そして、「怜」と「杏」「優」の名前が 授けられた意味を片桐健二さんから教えられて、ますます心からエールを贈りたくなります。

http://<wbr></wbr>alwaystaro.seesaa.net/<wbr></wbr>article/196879900.html

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