と、意味深で怪しげなタイトルですが、実は本日、私達の将来構想の核となる重要な会議が行われたのです。
克明なレポートを致しますのは、コレコーレの“モグラ”こと私、井垣 秀夫です。
トボトボと書きだしたところで無知な私はキーボードを打つ手が
止まる・・・むっ、難しい・・ブログ掲載を安請け合いするんじゃなかった・・・
同席した社長、笹ヶ瀬をはじめ、万博アイルランド館で素敵なアイルランド音楽の調べを奏でていた、当店の吟遊詩人スタッフ井上に救いを求めるも、
「じゃっ、お願い!」と手書きの議事録を渡され、
「はいっ!!」と突然のジョブに心にも無い二つ返事の裏返った声で、あえなく
撃沈してしまいそうです。
では、本題ですがその構想とは“哲学カフェ”なるものでして、フランスを中心に放射的に拡散している文化のようで、簡単に言いますと、ドリンク代だけで、参画でき、社会的な地位や名誉は問わず、議題に対して活発な意見の交換ができる空間のようです・・・ううっ・・リアリティーが全く無い表現 (^_^;) 苦しいィーーー
と、ここで又行き詰る・・・
こうゆう時には先ず私達の原点に戻ってみましょう。
私達の会社はかつて、通信業を生業としており、その当時通信バブルの余勢もあって上場だの何だの(?)と飛ぶ鳥も落とす程の勢い(このあたりのディテールを記載すると長くなるので、ここらで一息・・・)、普通ならそれいけ、ドンドンと突き進むはず・・なのですが私達は何故か何か息苦しい。
掴みかけた上場のチャンスを凍結させる事に。
通信戦争で得る物は?失う物は?
マニュアルの中だけに生きる私達には人・物に触れたり感じたりといった本来生きていくうえで最も不可欠な要素“心に触れる”事に飢えていた状態でした。
通信戦争の中、心を失いかけた私達は何千時間もの自己を見つめるミーティングに取り掛かる事になったのです。
本当にしたい事は何?どんな自分になりたいの?
本当の自分を見つける長い旅路に向けて先ず物に触れ、人との触れ合いから学びを得る為に物々交換を始める事となりました。
当初、本を読まぬ私達に、社員教育の一環として購入された社内の書籍を物々交換の原資とした“本の物々交換”が今の原点なのです。
良書が繋ぐ人・物・心のリレー、「温故知新」「愛着継承」の力は、私達の当初の想像を遥かに越えるものでした。
いつしか物々交換は本の枠を越え、アンティーク家具や人間国宝や・・・未熟な私達には到底ありえない貴重なアイテムが10万点にものぼるに至ったのです。
その、何千時間にも及ぶミーティングの中に、今回の“哲学カフェ”構想が私達の夢として掲げられているのです。
哲学カフェ構想に至り推進するバック・ボーンとして
- 私達の会社ジャパン・フィールド・ネットワークが会社の経営を哲学する実験会社、お互いに啓発培養となり潜在能力を引き出す可能性を模索し続ける集団でありたい事。
- 未熟な私達が本質を見失ってしまいそうそうな時も、言語起源を座標軸として見据え、物事の本質、判断を求める事。
- 人と物(良書)の出会いから学ぶ、オリジナリティーを創造するための社員教育の一環。
といった3本柱があります。
では折角、私達に素晴らしいリレーの力を示してくれた良書が、現状どうかといえば、膨大な書籍数からのセレクト、ジャッジが、3年前のスタート時から“本の物々交換”を暖かく見守りご協力を頂いている2名(クリムトとエゴンシーレの絵画を日本に初めて紹介、認知を広く浸透させる事にご尽力された審美眼の持ち主T氏。某大学の元教授にして、良書を愛して止まぬI氏)のお力添えを持ってしても(とうぜんですが、私達の力量からも)追いつかず、活かされていない状態であり、オープン当初より遅々なれどイメージ化を進めんとしていた“哲学カフェ”と実態とのギャップに両氏が一念発起のご提案をくださり本日の会議とあいなった次第です。
今後、“私達の哲学カフェ”を推進してゆく原動力と成りうるテーマとして
- “美”に関する本
- 心理学に関する本
- 哲学に関する本
を継続して重点的に受け入れていく事が合意され、上記テーマを中心にセレクトされたコーナーを設ける事、当店の視点から今後、引取りを行わないカテゴリーの格安放出を当月中に実施する事の2点が決定されました。思わぬ放出品が出る可能性があるので、本好きな方には朗報。
本日が正に、スタートの位置なのだと心を一つにした一日でした。
又、困窮する社内的、書籍の知識不足を補足、解消すべくご協力を頂くにあたり心より良書を愛し、次世代への継承をお考えの方、「哲学カフェ」の構想に賛同頂き、参画いただける方を募集いたします。
尚、“哲学カフェ”ミーティングを今後、月例化し、随時進捗の程を報告いたしますのでお楽しみに。
慣れない文章に、頭がクラクラですが、この場を借りて一つ私の担当の宣伝を(社長にナイショで)・・・!!
先日、告知いたしましたイギリス館のピンバッチ&缶バッチセットを出品いたしましたので、お見逃し無く~!!
今日は珍しく、転んでも只では起きたく無い井垣でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます