夢月物語

夢は旅立ち月とめぐり逢い
かけがえのない日々を写真とともに
「散る桜残る桜も散る桜」
逝った母へ捧ぐ

母 告別式までの記録

2015-06-27 | 母の告別式、法要、遺品整理など
       



亡くなった翌日
ホームへ

個室を整理していると
スタッフSさんが
挨拶に来た

「救急車が到着するまで
 心臓マッサージをしていたのは
 自分です」

感謝を述べる

「救急救命の仕事に携わってました
 肋骨が折れてしまって
 申し訳なかったのですが
 続けさせてもらいました」

不愛想なヒトだと思っていたので
ていねいな話し方に
驚く

「お顔を拝見したいので
 上司の許可が得られたら
 おじゃまして良いでしょうか」

日曜
告別式前夜
Sさん 
仕事帰りに寄って

母に頭を下げ
挨拶してくれた



住職の都合で
通夜は出来ないため

告別式に来られない
私の友人 Mちゃん、 Yちゃん、 N、 K、Mちゃん

親戚とともに
湯かんに立ち会う

母の棺に入れたのは

紫の帽子 紫の花柄プリントのワンピース
茶花の本 毛皮のショール
お手玉2個 ホームで履いていたルームシューズ
レースのブラウス(白)
イタリア製のTシャツ
ワンピース(色?好きだった一着)
ラベンダーパークで買ったぬいぐるみ
水沢観音のお守り2個

きれいにお化粧してもらうが
ムスメも手伝い
口紅は鮮やかにしてもらう




親戚、友人たちが帰ると

ホームのスタッフで
父と仲良しになった
Tさん、Kさんが
来てくれた

父も喜ぶ
もちろん母もね

「お父さん、毎日来てたのに
 淋しくなるから
 また遊びに来てね」

父もそんなに遠くない未来
このホームでお世話になりたいって


雨の夜が明け
告別式は良いお天気

さすが
わが母のパワーです



祭壇も骨壺も
ムスメが選び


母が玄関に生けていた
花の写真をプリントアウトして
飾ってもらう











母との約束を果たす




告別式
初七日の法要も無事終わり

OT(作業療法士)Sさん
ナースYさん
ST(言語聴覚士)Iさん
ケアマネKさん
母と会ってくれた

幼なじみのTも
母の顔を見てくれる


親戚 家族が
ひとつずつ入れた
お花いっぱいの棺


母斎場へ


最後のお別れをして
棺は扉の向こうへ



ムスメは涙もなく

「産んでくれてありがとう」
手を振り
再び感謝しました



一時間


まだ温かな母は
鮮やかな色の骨壺に
納まりました





父の葬儀にも
母の生け花の写真
飾ってあげよう






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コメント (2)
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