そこで私は気づいたのです。 推奨派は二言目には過去のHPVの被害を言います。 彼らは過去のHPVしか見ていないのです。 だから、胎児に移行するのではないか? という懸念に、今の妊婦に、向かい合う事なく、延々と過去の雪辱を晴らそうとしているのです。 私は推奨することに、とても迷いました。
過去はそうだが、だからと言って、 現在の妊婦が 「お腹の中の我が子へ作用するかどうかも不明な薬剤」 を投与される事が正当化されるのか悩みました。 いえ、私の中では正当化されないと結論がでていたはずでした。 しかし、否定はできませんでした。 エゴな医師の思想を捨てきれ無かったのです。
それから製薬会社に抗議したり、医者アカウントへ啓発しましたが、 「トスターダは反ワクチンだ」 という罵倒以外、得るものはありませんでした。 そうこうしている内に更に驚くべ科学的知見が発表されました。 核酸医薬としての懸念が心筋炎として証明されたのです。
8/18日、mRNAワクチンの心毒性を証明する論文が発表されました。 これは従来のタンパクワクチンでは起こり得ない、全く別の副作用です。 mRNAワクチンという最新テクノロジーは時期尚早だったのかもしれません。 とにかく、従来のワクチンとは別次元の副作用が確定的となりました。
私は悩みました。 「科学的に証明されている明らかな毒性はない」 という前提が崩壊したからです。 mRNAワクチンに心毒性がある以上、健康な方への接種はより慎重にならなければならない。 しかし、接種を否定するべきか分からなかった。 本当に分からなかった。
論文では、 「逆血確認は、心毒性を軽減できるかもしれない。」 と述べられていた。 私はこれだと思った。 そこで心毒性よりも逆血確認を主に主張した。 明日接種する人に届けば、心毒性を減らせると私は喜んだ。 心毒性があるから中止にしろでは広まらないと思ったからだ。
しかし、ちょっと痛いだけの逆血確認は周知されなかった。 少しでもリスクを減らせる可能性があるなら、希望して行われるべきだ。 しかし、彼らは相変わらず 「トスターダは反ワクチンだ」 と石を投げ続けていた。 HPVに囚われ、もはやまともな判断能力が無いのだ。
その後、100万人に1人と言われたmRNAワクチンによる心筋炎は、わずか数ヶ月で6600人に1人まで増えた。 私は推奨という言葉を外す事とした。 「40代以下は接種を待つ選択肢がある。」 私もHPVに囚われ否定できなかったのだ。
その頃 諸外国ではmRNAワクチンでは集団免疫が難しい事が報告され出した。 mRNAワクチンを多くの方が接種しても、抑えられないという事が分かってきた。 つまり、重症化しやすい人にはメリットがあるが、 若年層にまで接種する理由が薄れた。
同じ頃 日本では若年層への接種が開始された。 「周りを守る為に接種しなさい。」と。 既に、mRNAワクチンでは集団免疫が難しい事、mRNAワクチンは若年層で多い事、mRNAワクチンに心毒性がある事。 が判明していた後に。 HPVの復讐の為に。
つまり、 若年層の接種による社会的意義さえ失われつつある中で、 心筋炎のリスクが高い若年層への接種を急いで強行したのだ
ただ、社会的意義が全くゼロではない。 今後1ヶ月か2ヶ月かだけは感染が抑えられるだろう。 その間だけでも、全て取り払って社会的意義を作って欲しい。 「トスターダは反ワクチンだ」とまた石を投げるのか。 もはや反ワクチンでも構わない。だから、今を見てくれ。
私は米国臨床医学やHPVなどの固定観念から抜け出せなかった。 私は推奨した事ではなく、反対と言えなかった事を後悔している。 止めれられなかった。私にはその力はなかった。 彼らを過去の苦しみから救えなかった。 結果として何も変えられなかった。
以上、長くなりましたが、 mRNAワクチンを推奨していた医師が、後悔している話でした。