SERENDIPITY

Yesterday is history. Tomorrow is mystery. Today is a gift.

2日目【いよいよ・・・】

2008年04月08日 | Wedding
リムジンを小細工とした撮影が終了して、ようやくチャペル前に案内されました。


鮮やかな赤と白の衣装を着た神父さんが不似合いなサングラスをかけて、にっこりと笑顔で迎えてくれました。
どうせ通じないけど「よろしくお願いしまーす」と、堂々日本語で挨拶しながら握手。
最近英語で話す気ゼロです。

ペラペ~ラ、ペラペ~ラ、と祝福の言葉か、今日という日の心構えについてか、はたまたなんてことはない世間話か、神父さんが有難くも難しいお言葉を述べられている間、わかっている風にうんうん頷いていました。(だってビデオ回ってるからー。)


その奥、チャペルの扉の前には燕尾服を着た父が立っていました。
「風すごいねえー。」
「おう、みんなもう中にいるよ。」
なんて他愛もない会話をしていたら、サザエさんからチャペルでの介添担当の女性=チャさんを紹介され(名前うろ覚え。)乱れた髪を整えられ―、

・・・え?もしかしてアレですか?もう中に入るんですか?え?もう本番ですか?
と急に焦りを感じ始めました。

「で、どうするんだったっけ??」
すっかり忘れちゃったよー。
徹夜で試験勉強するつもりだったのに途中で寝てしまい、気づいたら朝だった、みたいな気分です。

急いで新郎と新婦の父と3人で最後のおさらいをしました。
どうも普段見慣れた結婚式の入場シーンとはちょっと違っていて戸惑ってしまいました。


「ハイ、それじゃいいですかー?」
いいですよー、と言ったか言わないかのうちに1枚目の扉の奥、中扉の手前に立たされ、いつの間にか新郎もいなくなり(横の扉から中に入って行ったそうです。)、最初の扉も閉められてしまいました。


しーん。


薄暗く狭い空間に父と2人きり。
父は緊張しているのかただ暑いのか、ハンカチを取り出しておでこから顔中、首までぐるりぐるりと汗を拭いました。
私は私で最後の悪あがき、「え?このドア開いたらみんないるところなの?」と聞いてみたりして(笑)
「うん、いるよ。」
「そうか・・・。」

困ったなあ。
いまさらながら恥ずかしくなってきた。
こんな浮かれポンチな姿をみんなに見せるのか。
いやだなあ。
恥ずかしいなあ。
なんかベタな結婚式みたいじゃん?(結婚式だよ。)


そんなことをぼんやり考え始めた頃、とうとう扉の向こうでパイプオルガンの音が鳴り響きました。
うわーあっ!扉、開きます!!

          
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