昨日は、遅ればせながら初詣に行って来ました。赤穂浪士のお墓がある泉岳寺そして川崎大師。
ちょっと北風があって寒かったせいか人はまばらでした。
暫くぶりに電車に乗っていると、つい職業病ですかねぇ皆さんの掛けているメガネを見入ってしまいます。
特に鼻メガネの方が多いのは驚きました。まだ結構いるウケ狙い的なメガネ(レンズの無いメガネ)
またメガネを上げたり下げたりしてスマホと格闘されているご年配者 皆さん様々です。
わたし的には、メガネはそのメガネの持つフォルムを維持しつつ、カッコ良く掛けていただければと思っています。
特に曲げた先セルの位置が耳の手前だとフロントが前傾する原因になります。
また、眼鏡屋のスタッフによっては先セルの形状を耳の後ろの形状に合わせるようにする方もいますが、自分的には、
その点シビアではありません。鋭角な、如何にも曲げましたと言う形状の調整も見かけますが、個人的には美的ではない
と思えるからです。
また、お客様の中には調整の結果、展示状態とは違った形状に不快感を持たれ、口に出す方もいますし。
重要なのはテンプルが、後頭部を均等に包み込んでいるか?
テンプルが後ろの後頭部を包み込むようになっていれば、よほどの事がない限り眼鏡は下がったり、耳の後ろの局部が痛むことはないと思っています。
耳の頂点に掛かっている、乗っかっているだけの眼鏡や、頂点と先セルの先端だけが当たっているフィッティングは論外です。
先セルの内側全体が程良く均等に後頭部を包み込み、先セルの先端が若干内側を向いているのが理想だと思っています。
中には、何度も調整をしても中々納得されないお客様がいました。思い余って、先セルを伸ばし四方面チェックでフレームを均衡にして、一から調整し直したら一発でOKが出ました。
「基本に戻す」方が一番の解決策なのだと実感した経験でした。
つまり、耳が痛いからといって先セルが原因とは限らず、鼻が合わないからと言ってパッドが原因とは限らないという事です。
月に一度はケアにご来店いただければ全て解決できますよ。
常時認定眼鏡士がいるお店