今晩は。
先日、TVで「 サングラスの紫外線カットには寿命がある 」と放送されたらしく、メディアの影響力は多大で、お問い
合わせが多数ございました。
それに対し私ども眼鏡店としての、責任説明をさせていただきます。
紫外線が肌に与える影響や、紫外線対策の大切さは認知されてきている中、眩しい日差しが降り注ぐところへ素肌のまま
出る人はいないと思います。
日焼け止めを使ったり、日傘や帽子そしてサングラスを活用したり、何らかの紫外線対策をしている方が多いようです。
しかしそのサングラスのUVカットレンズに寿命があるという話しでした。
UVカットレンズには、素材の表面にUVカット加工を施した(スプレー等で吹き付け)タイプと、UVカット効果のある物
質をレンズそのものに練りこんだタイプの2種類があるのです。
ですのでUVカットの加工の仕方次第でサングラスのUVカット効果は劣化による寿命があり、昔買ったサングラスを引っ張
り出して、再使用するときは要注意が必要です。
レンズ表面にUVカットのスプレ-コーティングしてあればもちろん、紫外線をブロックする性能はあるのですが、 安い物
のサングラスはそのコーティングがキズや劣化により剝げる場合が確かにあり、持続性の期待は薄いです。
また色が濃いレンズの方が紫外線をカットできると勘違いすることが多いようですが、色と紫外線カットの性能は関係が
ありません。
ましてUVカットしていない濃い色のサングラや経年劣化によるUVカットコーティング剥離は紫外線を目のなかに入り込むことになり
かなり危険で、あらゆる眼疾患の原因になります。まるで毒ガスを吸っているようなものです。
紫外線カットのサングラスには、「紫外線透過率」が数字で表示されています。これはそのレンズがどれだけ紫外線を透過するかを示す
数字なので、低いほどレンズの性能が優れているということになります。
「紫外線透過率1.0%以下」という表示のレンズは、紫外線を99%以上カットすることができますと言う意味合いを持ちます。
光琳眼鏡店には、紫外線透過値センサ-がありますので、お持ちのサングラスが不安な方はお越しくだされば簡単にチェ
ックできますよ。
また紫外線カットの寿命については、各メーカーの所見には相違があります。
某メーカーは3年~5年で紫外線カット吸収剤がいっぱいになり効果が薄れるそうです。
また レンズメーカー大手HOYAは半永久的と謳っています。
メガネレンズ選びも慎重にしたいですね。
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