先日、変形したメガネの調整とクリ－ニングをしました。ご老人のメガネです。
長年、使っていたのでしょう。パッドには皮脂汚れがこびり付いているし、リムとレンズの間にも黒い汚れが見えます。
メガネ屋の業でしょうか？単に個人的な性癖でしょうか？
汚れたメガネを見ると徹底的に綺麗にしたくなるのです。
まず、パッド交換の許可をもらいました。次に、しばらくの間、洗浄機に浸けました。
しかーし、ちょっとやそっとでは汚れは落ちません。
『フレームを分解して、綺麗にしたい！！』
再度、お客様に分解の許可ともう少しお時間を、とお願いしました。
実は、古い金属枠を分解する時は、とても注意が必要です。
玉止めネジの折れる事があるからです。
幸い、無事にネジが外れ、フレームとリム 双方を再度 洗浄機に入れます。
それでも、なかなか綺麗になりません。
かくなる上は、用意した歯ブラシでリム溝を擦ります。レンズはティッシュにアルコールを浸けてゴシゴシ擦り上げます。
あんまりキレイにすると、レンズがユルユルになって、溝セルを噛ませないといけない場合もあるのですが、大丈夫でした。
何とか自分自身 満足のいく出来栄えになりました。
10分弱掛ったので、お詫びを言いながらメガネをお客様にお返ししたら、とても喜んでいただけました。
お代は、と仰られるので、笑顔でサービスですから、とお答えしました。
すると、「 そうはいかないよ。」
「 これでコーヒーでも飲んで！！」1,000円差し出されました。
固辞したのですが、折角なのでありがたくいただきました。
多謝 多謝 。
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