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coya

すっかり育児ブログ
猫と犬もおるよ

洗脳?

2007-11-06 14:48:53 | 昔話
西田敏行はあかんねん。

チャンネル変えてまう。


前、『The有頂天ホテル』観に行ったときもええシーン、けっこう見逃した。

西田敏行を直視できんくて…。


西田敏行を見ないで、有頂天は語れない。


あの人、いい歌、歌うんやってね。

映画の中でもやけど、ピアノが弾けたらな~みたいな歌とか。

知らん知らん。

小さい頃から『西田敏行は見てはいけない』という決まりがあったからね。


武田鉄矢もあかんねん。

チャンネル変えてまう。

3年B組金八先生?あれも見てない。


「見てはいけない…」
 「見てはいけない…」
  「見てはいけない…」


誰なの?!

頭の中でそうつぶやくのはいったい誰なの?!


あ、おかん。


そうやねん、おかん。

ほんで、多いねん、おかんが見たくないタレント。


家族の影響って大きいと思う。



ニャー…いよいよかもしれん。から1週間が経ち

2007-11-06 13:03:30 | 日記
ぐったり。


病院で、「あら、ニャーちゃん、おばあちゃんの顔になっちゃって」って言われた。


美人のニャーがおばあちゃんやなんて…

でもほんまにおばあちゃん。


ガリガリだ。


昔のニャーを知ってる人なら別猫やと思うくらいガリガリ。

体重はあまりにも軽すぎたので、ここに書くのは控えておこう。


診断の結果は、

「ボーっとしている」


なんせおばあちゃんなので、いつどうなってもおかしくない状態。

手の施しようがないってこうゆうときのことを言うのか…。


ごはんも食べなくなってて、水を飲むくらい。

わかっていた。病院に連れてってもどないしようもないことくらい。

老猫やからしょうがないってこともわかってるんやけども、

「なんとか」って思ってしまう。


先生は2つの選択肢を出してくれた。

ここからは飼い主次第。


血液検査をして原因をつきとめ、それに対処するか、

とりあえず栄養を補給して、体を楽にしてあげるか。


究極の選択。


後者を選びました。


おそらく腎臓が悪いんだそう。

なので、ここでもまた選択肢が2つ。


腎臓に負担をかけないように食事制限をするのか、

それとも、残りの猫生、すきな物を食べさせてあげるか。


後者を選びました。


これは決して、「諦め」ではない。

ニャーはいろいろ与えてくれたし、がんばった。


もう、20年も家族として生きてきたんやし、

ニャーがどうしてほしいのか、言葉はなくてもわかる気がした。


それから3,4回、点滴で栄養と吐き気を抑える薬を体に入れた。

小さい小さい体に500mlの点滴。


ヨロヨロ歩くニャー。


仕事から帰ってきた主人の後をつけて回るのがニャーの日課。

トイレでもお風呂でも。


ある日、ニャーは自分の部屋から出なくなった。

体温も低い。


ニャーも猫、プライドは高い。

トイレに行こうと、起きようとするが、体がいうことをきかない。


いよいよか。


誰もがそう感じた。

翌日、ニャーは家族にかこまれて、息をひきとった。


20年という年月は長い。

家族にとって、ニャーは大きい存在。

なくてはならない存在だった。


ニャーは野良猫だった。

生後2ヶ月。

まだ仔猫。


ニャーが選んだ家は我が家だった。

うちの長男によじ登り、愛嬌を振りまき、家族契約を結んだ。


長男が高校時代ヤンチャをし、停学になって謹慎してるのをみている。

ニャーはヒマつぶしの相手をしてあげた。

そんな長男が高校を卒業し、家を出て、結婚し、奥さんと子供を2人、連れてきた。

ニャーはそれを喜んだ。


ニャーと1番仲がよかった長女がイギリスに行ってしまってからも、

何年も何年も帰りを待った。

長女が一回り成長し、帰ってきたとき、ニャーは少し怒って、「おかえり」と言った。


両親が共働きで家を空けることが多かったその家には、まだ小学生の双子がいた。

そんな小学生の面倒をみたのもニャーだった。

双子はニャーのおかげで家で退屈したり、淋しい思いをすることはなかった。


4人の子宝に恵まれた夫婦。

4人の子供たちは大人になり、みんな家を出た。

夫婦は淋しくなかった。

ニャーがいたからだ。


どの場面にも、ニャーはいた。


そんな家族はニャーの死を嘆き悲しんだりはしなかった。

ニャーが灰になっても、満足感のようなものさえ感じた。


さすが、ニャーやな。