皆様お元気でお過ごしでしょうか？
花咲く季節が待ち遠しいですよね！ 今製作が進んでいるバイオリンのテーマは
花その中でも桜花
を選びました。豪華絢爛な裏板数点を候補にしていましたが
あえて古典的な杢に回帰しました。
こちらの杢は中心から上に向かってのV 字の模様です。
裏板は中心から両脇に向かって斜め下へ杢がある画面構成の楽器が多いです
ヴァイオリンのボディーが上より下の方へ広がる構図なので
斜め下方向の方が視覚的に落ち着くのかもしれません。
ですが
日本人の世界でも希有なる
美意識にはこちらの杢が合うのではないかと
常々思っていました。
満開の桜花を、生命の息吹きを
感じさせるために
本質だけを残しシンプルに
桜が咲くのが待ち遠しです。
