【塗る前】
ニスを塗る前のチェロの音は前にもお話したとおり、お風呂の中で弾いている感じ!!響きが楽器の表板・裏板から溢れ出てきました。音が煙のように見えたならば、モクモクとあらゆる場所から出てきている感じです。
もしも汚れたり傷まなかったらニスを塗らないほうがよく鳴っていいのでは!?とも思いました。
でも少し手で持っただけで黒ずんできたので日々弾くことを考えるとニスは楽器保護のために塗ったほうがいいです。
【塗っている途中】
ニスを塗っている途中でも一度弾いてみました。
第一印象は「なんと不細工な音なんだ!!」と驚愕。。。
これは大変です!!!
魂柱の位置を変えたり音を出しているうちに楽器も慣れてきたのか、段々と良くなってきました。
音量は減少、ニスを塗っていないときに比べると音に締まりがあり全体から溢れ出るのではなく、一定の方向性・規則性から生まれている印象。
ニスが木に吸い込まれ、コーティングされたことによって響きがブロックされますが、全体に統一感が出てきています。
【塗り終わった後】
ニスが塗り終わった後2週間ほど乾かしてから再び試奏してみました。
5分ほどウォーミングアップしてやるとどんどん音がなってきます。
音量は【塗っている途中】とほぼ同じ、音量が減った分、【塗る前】と比べると音質はアップした印象です。
音質に関して予想として固めになるかと思いましたが、下品でなく洗練された音に思えます。
楽器全体の統一感と音質があります。
抽象的な表現でうまく説明できていない部分も多いとおもいますが、ニスを塗る前・中・後でのチェロの音の変化の研究でした。
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yoko
はらしま
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