櫻井郁也ダンスブログ Dance and Art by Sakurai Ikuya/CROSS SECTION

◉新作ダンス公演2024年7/13〜14 ◉コンテンポラリーダンス、舞踏、オイリュトミー

踊るカラダを見つめながら

2014-12-10 | レッスン・WSノート
踊るカラダを見つめながら、
ふと思い出す/ふと考え至る、そんなことを次々に話して、そしてまた踊ってもらう。

ほんと色んな人がいて色んなカラダがあって、そこから色んな踊りが現れてくる。

同じ音から、同じ言葉から、色んな、別々の、動きが出てきて、戯れあって場が形成されてゆく。

別々の動きを動きながら、互いの気持ちを交差させてゆく、交差する何かを味わい楽しみあってゆく。

色んなカラダ、色んな気持ち、その戯れあってゆく戯れが宇宙の多様さに重なりゆく、、、それは踊りなのだ。差異を楽しむこと、それは人と人とが受け止め合う楽しみでもある。

同じ場所を同じ時間を同じ言葉を共有して、同じく共有する基本練習があって、さて、では、それぞれ自由に踊りましょうか、となれば何かをみつけてカラダへの集中が始まり、わっと場が華やぎ騒ぎ始めてゆく。

踊って、と言えば踊り出せるようになってゆく。

ダンスのイメージってどういうもの?
カラダの動きってどんな風に発想するの?
そういうことに、話したり、動いてみせたり、素朴な動きを体験したり、あの手この手でアプローチしてゆくクラスだから、カラダもアタマも柔らかくなってゆく。

練習を体験を重ねるうちに、踊って、と言えば踊り出せるようになってゆく。音楽の波を受け、言葉の熱に溶け、さまざまな心象が身振りに直結するようになってゆく。
不思議とも当然とも思う。人には想像力があり、踊るとは本能的な出来事なんだから、、、。

現れる色んな踊りを見つめながら、言葉が湧いてこぼれてゆく。話す。

現れる色んな踊りを見つめながら、新しい身振りが浮かぶ。提起してみる。

踊りについて、カラダについて、僕が学んだこと、いま考えていること、発見したこと、体験したこと、いま見つめながら思い考え発見していること、それらもろもろから繋がり結びついてゆく日常のあれこれ、夢の風景、、、。踊る人を見ていると、いろんなことが思い浮かび、いろんな記憶が蘇り、いろんな予感が胸を騒がせます。

色んなスタイルのダンスがある、あった。それらを一旦自由に帰して、色んな先入観を捨てて、イメージ沸くままに感情うねるままに身体を解放してゆくこと。オドリなるものの原点である「衝動」に、身を溶かし込むこと。それが今現在の「舞踏クラス」の進め方です。

話して、踊って、また話して、また踊って。

そんな風に進んでゆく、このクラスは、僕自身にとっても泉のようになっています。ダンスエクスペリメント。体験の踊り。個々を大切に。多様さのなかの一つである「私」を大切に。ひとりから。一つのカラダから。
この自由な時間が、かけがえなく思えるこの頃です。

12/9。この日は空間とカラダの遊び戯れを少しやって身をほぐし、そのあと即興ダンスの練習へ。音楽から言葉へ、言葉から物音へ、と、音を推移させながら、、、。面白かったですよ。

舞踏クラス、次回は12/23西荻ほびっと村でやります。どんどん加わって下さい、踊りましょう!


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クラス案内色んなクラス、やってます!
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