□作品オフィシャルサイト 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
□監督 成田洋一
□脚本 山浦雅大、成田洋一
□原作 汐見夏衛
□キャスト 福原 遥、水上恒司、伊藤健太郎、松坂慶子、嶋崎斗亜、中嶋朋子
■鑑賞日 12月16日(土)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
戦時中の日本にタイムスリップした現代の女子高生と、
特攻隊員の青年の切ない恋の行方を描いたラブストーリー。
監督の成田洋一の名前は聞いたことがなかったが、
そもそもはCMディレクターとしての経歴が長かったようだ。
しかしながら、脚本とともに、無駄のない内容の映画を完成させたものだ。
この映画、久しぶりに大泣きした作品だった。
お国のために死にに行く特攻隊員。
現代を生きていて日本が戦争に負けたことを知っている女子高生が、
無駄に死にゆくことを全否定する姿。
その時代にこそ生きていれば、戦いの中に身を委ねなくてはならない
それが必然的な背景だった時代。
命の重さを、今を当たり前のように平和に生きている人たちが、
もう忘れ去られている戦争と言う史実を、そして唯一の被爆国だということを、
この映画で一人一人が再考しなければならないと、
静かながら訴えているような気がしてならなかった。
「戦争を知らない子供たち」の一人として。
福原 遥や水上恒司はもちろんのこと、伊藤健太郎の役回りも上手かった。
そして、松坂慶子の脇としての立ち位置も良かった。
愛する百合を残し特攻へ飛び立つ彰の胸には、しっかりとユリの花を抱えていて、
その姿に再び涙が止まらなかった。
きっと「あの花が咲く丘」できっと再開できるだろう。
最後のエピソードでは、違った形の出会いが用意されていたけど。
余談ながら、この作品を観ながら、戦中戦後の背景が、
NHK朝ドラの「ブギウギ」が重なり、しかもそちらは
この作品でも主演の水上恒司クンと趣里の共演で。
30年前、小学校高学年になった娘と映画「月光の夏」を見ました。
これは未見ですねぇ・・・。
>最初から最後まで涙を流していた私を、娘は不思議そうに見ていました。
私は戦後生まれだけど、戦争体験している父から色々聞かされましたから…
なるほど。うちのオヤジからは戦争についての話を聞いたことはないですね。
ただ、オフクロの兄は戦艦大和に乗っていて戦死したということを聞いていました。
>「もしも息子が戦争に行くことのなったら…」
そんな思いで、その後は色んな機会で「戦争反対」の署名をしてきました。
そうだったんですね。
>娘だけの友人は「実感が無い…」と言っていましたが、
「娘の結婚相手が~と考えてみたら」と話したことも。
私世代は署名活動というと、まだ思想的なことと結びつける人がいます。
若い頃は「戦争を知らない子供たち」を歌い、
反戦歌なんかも歌っていた気がします。
>でも新潟県は拉致問題もあり、家族のことと捉えると、平和を願う気持ちだと思うのです。
そうですね。
>戦時中の日本にタイムスリップという映画は、
両親の過ごした…青春とは無縁だった時代を、
垣間見れるのかと~興味が湧きます。
これは是非観ておいて下さいね!
30年前、小学校高学年になった娘と映画「月光の夏」
を見ました。
最初から最後まで涙を流していた私を、
娘は不思議そうに見ていました。
私は戦後生まれだけど、戦争体験している父から色々聞かされましたから…
「もしも息子が戦争に行くことのなったら…」
そんな思いで、その後は色んな機会で「戦争反対」の署名をしてきました。
娘だけの友人は「実感が無い…」と言っていましたが、
「娘の結婚相手が~と考えてみたら」と話したことも。
私世代は署名活動というと、まだ思想的なことと結びつける人がいます。
でも新潟県は拉致問題もあり、家族のことと捉えると、
平和を願う気持ちだと思うのです。
戦時中の日本にタイムスリップという映画は、
両親の過ごした…青春とは無縁だった時代を、
垣間見れるのかと~興味が湧きます。