フリーの葬儀司会者&エンディングノート聴き取り代筆家🌹La vie en Rose(バラ色の人生)を綴る

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遺影に託された想い

2010-06-03 23:32:52 | 葬儀司会・ゆいごん白書®️・終活遠足プランナー・旅立ち・エンディング(講座)

先日 携わった葬儀にて・・・・

 

故人様は70代男性。

喪主は奥様。

 

遺影を拝見すると

故人様の20代頃の若かりし日のお姿。

石原裕次郎に似たお顔が

穏やな微笑に

包まれていらっしゃいました。

 

思わず奏者さんと

「裕次郎に似ていらっしゃいますよね」

と喪主様にお伝えしたところ、

返ってきた お返事が意外なお言葉でした。

 

 

「写真は、最近のもあるんです。

でも、遺影ってずーっと飾っておくでしょう?

最近の写真だと、

見ていて悲しくなってしまうから・・・・・

このくらい 以前のだと、

安心して見ていられるから・・・・」

 

そう おっしゃったのです。

 

今まで携わったお式の中で、

もちろん かっなり以前の

写真を使われた遺影もありました。

 

その度に私は、

遺影があまりに以前のだと

現実とかけ離れて過ぎていて

なんだか違和感を感じないのかなぁ・・・

 

そう思っていたのです。

 

 

今回、喪主様のお言葉を聴いて

なるほどな・・・・・

遺影には、

そんな想いもあるのだな・・・・

と、教えられた気がします。

 

 

遺影に対する想いを知りえた

貴重なお式でした