おいしい料理を
作れるようになるには、
まず家族に、
作る食事の言い訳をしないこと。
「ちょっと ゆですぎちゃった」とか
「味付けが薄かったかも」
などと甘えては、
決して上達しません。
そんな思いも伝えながら、
私は、
自分なりの仕事を
続けていくことになったのです。
自分の味という基本は
落ち着いているけれど、
でもニンジンの千切りを
ミリ単位で変えてみたり、
調味料に微量の変化を付けたりと、
今回の調理法が
一番おいしい
というところまで納得したい。
なぜかと言うと、
そのレシピで
初めてこの料理に出合った人が、
ちゃんとおいしく作れるように
出来る限りの工夫をしたいからです。
私は味を再現してもらうために、
それを数字で表現することに
とてもこだわります。
そして全てのレシピを前に、
「これは私の自信作だから、大丈夫!
絶対においしく出来るから」って、
力強く腹筋使って言います。(笑)
時間や字数が限られている中で
どれだけ的確に伝えられるか、
その表現力もプロの仕事のうちでしょう。
先日の日曜日、
朝日新聞 『仕事力』の欄で
料理家 栗原はるみ さんの言葉が
あまりに素敵でしたので、
一部を抜粋しました。
栗原さんの言葉は
私の心にズシッときて、
まさしく料理のプロだと思いました。
私の仕事は
葬儀司会者と
一般社団法人 日本ライフオーガナイザー協会の
認定審議官。
仕事である以上、
プロなのだから
自分なりの表現力を持ち、
的確に相手に伝えたい・・・・
栗原さんの言葉を読んで
そう改めて思いました。