『有り難し』
『有り難く』
が語源だそうな。
漢字をみると
お分かりのように
『あることがむずかしい』
と書いて
『有り難う』
つまり
『あることがむずかしい』とは
『あたりまえではない』
ことだとか・・・・
『あたりまえではない』=『滅多にないこと』に対し
私たちは
『ありがとう』と言っている。
朝 起きて
おてんとう様を見て
ごはんを食べて
会社や学校に行く・・・・
日々、あたりまえのように
暮らしていると
そういうものに
いちいち『ありがとう』とは言わない。
(おっしゃる方も、もちろん いらっしゃいますが・・・)
毎日 接する人にも
毎日 会うことが
あたりまえと思うからこそ
『ありがとう』とナカナカ言わないし
言えない・・・・
(こちらも もちろん おっしゃる方もいらっしゃいますが・・・)
旅立たれて初めて
『あたりまえ』ではなかったことに
気付かされ
『ありがとう』の言葉を
しみじみ噛みしめる・・・・
気付かされる
『有り難さ』と同時に
日々の何気ない
『あたりまえ』の事に対しても
『ありがとう』
と言える自分でいたい。
今宵 通夜時に
導師様がおっしゃった
法話から抜粋し
私なりに思った感想を交えて
文字に綴らせて頂きました。