鍼灸治療を受ける患者さんの多くは、腰痛や肩こり、ひざの痛みを持った方ですが、鍼灸治療は痛みだけでなく、身体のさまざまな症状に効果があります。
近年の研究で、鍼灸治療は痛みを脳に伝える神経経路をブロックしたり、血行を促進して痛みや疲労の原因となる物質を排出したりすることがわかっています。
また、自律神経に作用して胃腸や心臓・血管などの働きを調節したり、免疫力を高める働きがあることもわかっています。
・鍼灸治療について、鍼は痛いですか?
何も感じない、あるいは、少しチクッとする程度です。よく「蚊に刺されたくらいの程度」と表現しますが、鍼が皮膚に入るときに感じる刺激は大変微少なものです。
鍼を刺した状態で15~20分間そのままにしておくと、ほとんどの患者さんがリラックス状態になり眠ってしまいます。
いっぽう刺入時の感覚とは別に、鍼治療の効果をもたらす『ひびき』とよばれるものがあり、「ズーン」と感じたり、温かく感じたりすることがあります。
治療者がテクニックを加えることによって『ひびき』を調整します。患者さんの体質により感じ方はさまざまですが、多くの場合不快なものではありません。
・鍼灸治療による身体への副作用はありますか?
一般的に鍼灸治療には副作用はないとされていますが、患者さんによっては治療後に身体がだるくなったり、症状が一時的に強くなったりすることがあります。
これは瞑眩(めんげん)と呼ばれ、刺激量が適切でないことから起こりうる場合もありますが、治癒過程で出現する場合がほとんどで、半日から一日すると消失します。
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