今回のテーマは「股関節の痛み」です。進行すると日常生活にも支障をきたします。初期では、立ち上がりや歩き始めるときに脚の付け根に痛みが生じます。
進行すると痛みが強くなり、場合によっては、持続する痛みや就寝中の痛みにも悩まされるようになります。
■形性股関節症と診断されたら?
股関節への負担をできるだけ減らし、いかに大事に長く使うかを考えるようにします。初期のうちなら、日常生活のなかでどのような動きをすると痛みが強くなるのかをよく観察します。
そして、痛みが出にくい動かし方を探り、徐々に慣らすよう心がけてください。それでも激しい痛みのあるときは、鎮痛剤の使用も視野に入れます。
さらに、肥満傾向のある方は、ダイエットも考える必要があります。これらの保存療法で症状が軽減しなければ、次のような手術療法を考えることになります。
・骨切り術!
比較的年齢も若く、股関節がそれほど痛んでいない場合に行われます。股関節近くの骨を切り、関節の向きの矯正や残っている軟骨が荷重のかかる部分にくるように矯正する手術です。
・人工股関節置換術!
変形してしまった股関節を金属やポリエチレン製の人工股関節に入れ替える手術です。痛みがなくなり歩行能力も改善されますが、耐久年度に限度があるため、手術は60代以降に行うのが望ましいでしょう。
変形性股関節症を予防する方法は?残念ながら、特別な予防法はありません。しかし、日常生活において、筋力を維持しておく努力は無駄にはなりません。
たとえば、プールでの水中ウォーキング。浮力によってからだへの負担も軽減され、無理なくからだを動かすことができます。
最初はゆっくり、慣れてきてから徐々に強度を上げていくとよいでしょう。1回30分ほど、週に2~3回を目安にしてください。無理をしては逆効果なので、ご自分のペースで楽しみながら行ってください。
高齢者で、とくに注意しなくてはならないのが、転倒による大腿骨(だいたいこつ)の骨折です。骨粗しょう症の方の場合、畳の上で転んだだけでも、股関節のなかで骨が折れてしまうこともあります。
1週間寝込むだけで筋力が低下して、そのまま寝たきりになってしまうことも少なくありません。
そんなことになれば、一大事となります。そうならないためにも股関節痛の対処法の安心治療院を紹介するので参考に~
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