1963

主に昭和の頃の思い出と旅行の備忘録
ときどき愚痴

2025 初ひとり旅〜箱根本箱〜

2025-01-25 09:44:00 | 旅行
以前から憧れてた『箱根本箱』
二階建て部屋数18室のこぢんまりしたブックホテル
ひたすら静かに本を読んでいたい
その希望が叶った




当日案内されたのはマウンテンビューのハンモック付の部屋



全室のベランダに露天風呂とシャワーブースがついている
ハンモックは寝るのではなく、座ってブランコのように使う
これがすっかり気に入ってしまい
読書の合間にちょこちょこ乗っていた🤭


部屋の露天風呂も24時間温度が一定に保たれていていつでも入れる



 

部屋は清潔でシンプルで居心地が良かった
ベッドは横になるとすぐに眠気が襲ってくる
危険なベッド



タオルウォーマー
濡れたタオルが乾くので嬉しい


ウェルカムドリンクは甘酒
八丁味噌とショコラのクッキー
最初に発酵料理の本を手に取ったので
なんだか嬉しい☺️


館内あちこちに本棚がある
現在13000冊程の蔵書だとか
現品だけど全ての本が購入可能


本棚の中や館内いろんなところに
隠れ家みたいなちょっとしたスペースがあり
本はどこで読んでもOK
レストランに持ち込んで読むのもあり







小さな扉の向こうにも隠れ家



ここは短歌と俳句のスペース



漫画コーナーも!


2階のラウンジにはコーヒーなどのドリンクと
お菓子のコーナーがあり
いつでも自由に頂ける
お気に入りの本を見つけてしばし読書

夕食はライブキッチンで創作イタリアン
東海道五十三次をイメージした
素材にこだわった料理




お酒の種類も豊富みたい
私はあまり飲めない方なので
料理に合わせてペアリングプランを頼める人が羨ましい


レストラン内のブックアート


野菜の滋味豊かなスープで乾杯


一皿めはメジマグロと黒米の巻き寿司


続いてお豆腐と生姜のポタージュ


こちらは巻貝の上にふわふわの放し飼い卵を載せてある
巻貝の出汁が美味しい


菊芋の下にラビオリが隠れてた
お芋のパリパリの食感がアクセントで美味しい


鰆のソテー
鰆って割とパサパサのイメージだったけど
脂がのっていた 
にんじんのペーストで頂く
添えてある野菜も火の通りと味付けが絶妙で
主役レベルの美味しさ


本来のメニューはローストポーク
わがままを言い野菜に変更して頂き
ビッグマッシュルームのソテー
ニンニクの香りのソースをつけると
口の中でキノコの香りが引き立つ


締めは焼き米のリゾット
焼き米は昔の保存食
戦に行く時も持っていったらしい
カリカリした食感が良い

一皿めのデザート
あっさりめのミルクアイス


2皿めはこだわりの和菓子

一皿ごとにマイクでシェフの解説があり
スタッフが食材を見せに来てくれたりで飽きない



食後にラウンジの暖炉でまったり


小説は帰りまでに読み終わらないかもしれないので
普段あまり見ない写真集や画集、料理本を沢山読んだ

1番気に入った「富士屋ホテルの営繕さん」
ここに来なければ一生出会えなかった本
箱根の有名クラシックホテルを支える裏方さん達の話
見えない所に彼らの技術と努力がある


こちらもお気に入り
絶滅危惧種の動物や鳥のイラスト集
もちろん説明入り
初めて知る動物もいて楽しく読めた


こちらは字が細かくて読めなかったけど
最も気になった本
説明どおりに各ページを折っていくと
表紙のように猫が現れるらしい


絵本コーナーも充実





「くまのパディントン」や「小さなスプーンおばさん」は小学生の時によく読んだ
懐かしくて座り込んで読んでしまった



ホテルの近くにコンビニもなく館内に自販機もない
レストランの夕暮れバーで買ったビールで
お気に入りの本を読む至福のひととき


贅沢おかきは部屋に備え付け
ナッツは無料

そして寝落ち🥱
気がついたら3時半だった

※翌日編に続く