紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

本物であること2

2013年02月22日 | こういう家を造りたい!(大彦の思い)

前回はだんだん訳分からない内容になっていってしまいましたが(笑)
例えば、

パッと見シャレた家具屋さんや雑貨屋さんなどに並んでるテーブル。
チークの無垢のテーブルなんて表示がされています。
チークの無垢なんてことから考えると、安いね~って話になるのだけど、
「ほんまにチークかいな?」って材料だし、何かうまく塗ってあるのだけど、その板も幅がとても狭い板を何枚も継ぎ合わせている。
更に、机の裏の仕事を見ると、お粗末。。

なんて事が時々あります。
(決してそんな家具屋さんばっかし。って言ってるんじゃありませんよ)

パッと見は感じが良い。
そしてディスプレイなどにはじまって売り方は上手い。(いかにもプロっぽい宣伝文句もあるけれど、実際質問するとほとんど分かっていない。)
要は上辺を上手く取り繕ってるだけで、ほんまのプロじゃない。
こういう所が最近、色んな業種で多いんじゃないかと思います。
本当にその世界の根っこの必要な技術・知恵を修行したわけじゃなく、上辺の知識をちゃちゃっと習得し、おしゃれな感じでゴマかす。
確かに、そういう所は値段も手頃だったり(質から考えれば決して安くはないと思うけど)、入り易い雰囲気だったり、見習わなければいけない点もあるのですが、
僕は嫌いです。

プロフェッショナルが好きです。
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目・知恵・経験・技術を持っている「本物」でありたいと思います。
決して特別な技術ではなく、お高くとまってるのではなく、当たり前の普通の町の技術集団として。
住まい手の皆様に上手く伝える工夫はもっともっと必要なのですが、特別に言うまでもなく、プロの良心というか矜持というか、そういうものを大切にしていきたいと思います。

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前回も出た無垢のカウンター。
上から見ると、こういう風に綺麗な木目がみえますが、
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下から見ると、こんな反り止め狂い止めの、桟木が入っています。
(これは上の無垢のカウンターに埋まってカウンターの反りを矯正しているのです)

こんなのはほんの序の口の話ですが、無垢や自然素材を使うには、目と技術が必須。こういうバックボーンがなく、上辺だけ上手くでは、住んで10年20年で色々な問題がでてきます。

な~んて、ちょっと熱い回でしたが(笑)
Img_0635









ようやくうちの新しい半纏が出来上がりまして、気合いが入り直してたわけなんですね~(笑)

それでは皆様良い週末を。

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