紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

化粧野地?

2014年11月04日 | 家づくり用語

「野地(=のじ)」なんて言葉。


建築現場では飛び交う言葉でありますが、要は「屋根下地(=やねしたじ)」。「下地」はある程度イメージできますかね?


結局、屋根材を施工するためには、その屋根材を置いたり止めたりするものがいるわけで、それが「野地」


「野地が終わった」というと、屋根の形づくりが終わったということですね。(その上に屋根材を施工するわけだから、まだ屋根は仕上がっていません)


ついこの間までその工事をしていた阪南市のN様家でいうと、



はい、この状態。


屋根の形、格好がわかるでしょ。


これまた建築現場用語だけど、「化粧=けしょう」と言うと、それは仕上がっても見えると言う事をさすわけ。


普通の「柱」は家ができちゃうと壁の中に隠れちゃうけど、「化粧柱」と呼べば、それは後後見えてくる柱なわけですね。


そこで「化粧野地」


屋根の下地になるものがどうして見えるのか?



はい。うちの展示場。


そうです。屋根の裏側で見えてくるんですね。


野地を形成する板=野地板、屋根材を施工する面は見えないけど、その裏側が見えてくるから、綺麗な板を使って「化粧野地」とする。


N様家もその工事中。




美しい吉野杉の赤身板が使われています。


防火地区などの絡みで出来難い地域もあるのだけど、風情も趣もある仕上です。


というわけで、今日はちょっと「建築用語」のご紹介でした〜。


 


 


 


和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)


 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 細部も大事。 | トップ | 色々進行中ー金剛山に開く家ー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

家づくり用語」カテゴリの最新記事