「野地(=のじ)」なんて言葉。
建築現場では飛び交う言葉でありますが、要は「屋根下地(=やねしたじ)」。「下地」はある程度イメージできますかね?
結局、屋根材を施工するためには、その屋根材を置いたり止めたりするものがいるわけで、それが「野地」
「野地が終わった」というと、屋根の形づくりが終わったということですね。(その上に屋根材を施工するわけだから、まだ屋根は仕上がっていません)
ついこの間までその工事をしていた阪南市のN様家でいうと、
はい、この状態。
屋根の形、格好がわかるでしょ。
これまた建築現場用語だけど、「化粧=けしょう」と言うと、それは仕上がっても見えると言う事をさすわけ。
普通の「柱」は家ができちゃうと壁の中に隠れちゃうけど、「化粧柱」と呼べば、それは後後見えてくる柱なわけですね。
そこで「化粧野地」
屋根の下地になるものがどうして見えるのか?
はい。うちの展示場。
そうです。屋根の裏側で見えてくるんですね。
野地を形成する板=野地板、屋根材を施工する面は見えないけど、その裏側が見えてくるから、綺麗な板を使って「化粧野地」とする。
N様家もその工事中。
美しい吉野杉の赤身板が使われています。
防火地区などの絡みで出来難い地域もあるのだけど、風情も趣もある仕上です。
というわけで、今日はちょっと「建築用語」のご紹介でした〜。
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