砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

読書

2005年11月02日 | ログ

適当に徒然に。

「巨人軍に葬られた男たち」織田淳太郎

前半は読まなくていいです。
後半に書かれた王監督と一人の新聞記者の話がカッコいいので是非読みましょう。
一つの「誤報」に纏わる男達の話。

「カリスト 開戦前夜」谷甲州

シリーズ系の第三巻辺りの話ですがこれから読んでも大丈夫です。
砂蜥蜴はこれが一巻だと思い読み始めましたが
何の問題もなく楽しめましたから。
地球対植民地惑星の構図はよくありますが
この本は文字通り「いかにして地球と開戦出来るだけの戦力を用意するか」
に焦点を当てています。
商船を違法改造して、短期間の内に仮巡洋艦に出来るように工夫してみたり
地球向けの重水素の供給をストップして、経済的に圧力をかけてみたり。
一味違った宇宙戦争を楽しめますよ。

「第六大陸」小林一水

二冊完結のお話です。
「空想に可能な限りの現実性」を詰め込もうする作家、小林一水。
今回は月面で長期的に民間人が利用出来る施設を作ろうとする
熱い男達と一人の冷たいお姫様のお話です。
作中に出てくる「ラムジェットエンジン」は現在各国が研究中で
開発に成功すれば
宇宙へ上がるコストが飛躍的に減少するとか。
一度くらいは行きたいですよね、宇宙。