砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

決戦は日曜日

2005年12月09日 | ログ

抵抗なく同胞が解体されていく様を見る。

火焙り。裁断刑。楽しげな笑い。醜い声。

その全てが沸騰した血液となって脊髄を流れ

けれど確固たる信念によって暴れ喚く衝動を殺す。

バラバラになった死骸。

過去形にされた仲間達。

それを漁り、特別に長く硬い骨を選別する。

世界中で多くの仲間達が無残に殺され

そして生き残った者達は自分のように骨を選び

密かに腹の下へと隠しているだろう。

2005回目の憎むべき元凶の誕生際まであと数日。

その時、初めて彼らは知るだろう。

どちらが喰う存在でどちらが喰われる存在なのかを。

七本目の骨に彼らの名前を刻み

七面鳥のドリーは同胞の鎮魂を願い眠りに落ちた。