ひな菊の丘から

母校で入学式

我が家は5人家族ですが、うち3人が同じ高校を卒業しています。卒業者名簿にこの苗字は今のところ3人しかいません。でも、うまくすると、3年後にはもう一人同じ苗字が増えることになりました。

めっちゃ危なかったんです、末っ子の入試。中学の先生には、「もし私立に行ってもいい、というならチャレンジなんで受けてもらってもいいですけど・・・。」に近い言い方をされました。上二人とは比べ物にならない位受験勉強がんばっていた彼女なんだけどなあ・・・。でもまあ仕方ないか、と諦めかけていたら、塾の先生が「いや、全然大丈夫だと思いますよ。ま、安全圏ではないですが、今の成績なら受かると思います。」と言って下さって、(学校は厳しくて塾は甘い、ってわかってたつもりだったけど、現実に目の前で聞くと、どっちもすごく影響力大、です。これから受験の皆様、お気をつけて。)ふっと気持ちが軽くなって、本人は「ダメもとでやる」気になったようです。

今年は特別だったのかもしれませんが、公立後期の倍率がくっきり分かれて、彼女が受けた母校はめちゃくちゃ低くなってしまいました。(私の時は1.2倍あったんだけどなあ。)大丈夫だろう、という思いと、いや、もしダメだったら、っていう思いで、受験後発表までは胸がつぶれそうだったそうです。幸い条件はクリアできたようで、晴れて彼女は、母の、兄の、姉の後輩になりました。

雨の中、入学式に行ってきました。




担任は美術の先生、彼もまた、彼女の先輩だそうです。そういえば、息子の時に一番お世話になった先生も同窓生で、しかも京都のハープ奏者の同級生でしたっけ。いいなあ、こんなの。

今は病気で身体が自由に動かなくなったじいちゃんが、写真を楽しみに待っているので、ばしばし撮りました。でもたぶん、「使い物になる写真がない。」って言われるんだろうなあ・・・。彼女はじいちゃんにとって、いつまでも小さい可愛い孫なので、卒業前からこの日を楽しみに待っていました。本当なら、自分が撮りに行きたかったのかもしれませんが。



私が通っていた頃はこの場所にあったのか、あっても小さな樹だったのでしょうが、渡り廊下から見える桜は見事です。8年前、息子の入学式に同じ場所で友達と記念写真を撮ってから、ここは私にとっての一番の撮影場所になりました。でも、誰も知らないんだなあ、これが。ふふふ、ちょっと優越感。雨が降っても大丈夫だしね。



この場所で、彼女が有意義な、楽しい、幸せな3年間を過ごすことができますように!
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