前回と重複する部分がありますが4度音程が多くありましたのでその部分について
考えてみました。楽譜の赤い四角で示した箇所では4度音程と省略された音を付け加えた
音列を並べて表記しています。赤い矢印は装飾音符や経過を表しています。矢印の先が
主要音(中心音)になります。
下の楽譜の1小節目は前の小節の裏コード「A♭7」を「D♭7」で解決して、次にその裏コード
「G7」でフレーズを終えていると考えます。
次の3小節目は赤矢印で示すようにアルペジオへ向かってスケールが動いているようですが
音「D#」が強くその後の音「C・D・C」でコード「F#m7♭5」よりも「B7♭9」が強く感じ
たのでこの小節と次の小節を2つのコードに分けて考えてみました。赤字で示しましたが
このほうがしっくりくるように思います。「F#m7♭5/B7♭9」「F#m7♭5/F7」です。
下の楽譜の2段目の2小節目は「F#・A・G・E」が主要音ですがこれに半音の装飾音
と経過音が入っています。音「F#」には「E#(F)」「A・G」には「A♭」です。
4度音程がよく出てくるのでこのような発想で練習をしているのではないかと考えてみました。
4度音程を突然使うにはどうするか?逆説的に考えると省略音を加えた3度のスケールから
2番目の音を抜くと4度と3度の音程が混ざったスケールができます。
次に半音階が多く使われていることも特徴です。
コードが「C」で音列「D・C」がある時音「D」に装飾音符「E♭」「E♭・C#」
を付けて「E♭・D・C」「E♭・D・C#・D・C」とします。このような半音の
アプローチや経過音が多く見受けられます。
これは、コードトーンに装飾音符があるとその装飾音符にも装飾音符が付くと
いう形です。ブルースの場合音「C」に向かって装飾音符「E♭・D・A」を使って
「E♭・D・C・A・C」という音列はよく聞くフレーズです。下の楽譜にもあります。
ここまでで分かることはアドリブは、ある音に向かってフレーズが作られて、
進行しフレーズの最後の音(コードトーン又はテンション)へ向かって
いるという和声的なサウンドのアドリブなります。
Improvisation 28アドリブの為のスケール練習1
Improvisation32アドリブの為のスケール練習2
Improvisation32-1Straight, No Chaser1 Miles Davisのアドリブ
Improvisation33Straight, No Chaser2 Miles Davisのアドリブ
Improvisation34Straight, No Chaser3 Miles Davisのアドリブ
Improvisation35Straight, No Chaser4 Miles Davisのアドリブ
Improvisation36Straight, No Chaser5 Miles Davisのアドリブ
Improvisation37Straight, No Chaser6 Miles Davisのアドリブ
Improvisation38Straight, No Chaser7 Miles Davisのアドリブ
Improvisation39Straight, No Chaser8 リフとの対比 Miles Davisのアドリブ
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