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映画 D-デイ~ノルマンディー1944~

2020年05月24日 | 映画
2019年アメリカ作品のD-デイ~ノルマンディー1944~をWOWOWで観ました。




WOWOWの宣伝文句は「ライオン監督がいかにもB級的なハッタリとケレン味を利かせながら勇壮に描く。」
とありネットでの感想もひどいものです。
この映画はノルマンディー上陸作戦75周年記念映画とのことです。
題材はオック岬にあるはずの155mm砲6門を無能可するためにアメリカ軍第2レンジャー大隊の3個中隊で
攻撃した実話を基に作成されています。
当初の作戦はジェームズ・ラダー中佐以下総勢225名の兵で、上陸時間6時30分とされ、7時に成功信号を出し、
それを受信した第2レンジャー大隊の残余部隊と、第5レンジャー大隊総員が上陸して一帯を確保する。
その後、オハマ海岸のドッグ・チャーリーから上陸した部隊と交代するという計画でした。
しかし、イギリス海軍の誘導艇が間違えてベルセ岬方面に流され、
ラダー中佐は船隊の隊形を解いてイギリス海軍将校に間違いを知らせようとしたが、
海軍将校の方はレンジャー部隊が任務を放棄しようとしていると勘違いしてしまった。
間違いがはっきりすると、上陸用舟艇は方向を転換し、大きく迂回しながらも目的地へ向かったが、
40分遅れて到着した。増援部隊は、成功の信号を受けなかったので、オハマ海岸へ上陸しました。
上陸は大変困難を極めて登ることが出来ない状況でしたが、映画では描かれていないのですが、
連合軍の中爆撃機が空爆を行い、艦砲射撃加えたので、ドイツ守備隊は身を隠さざるをえなくなった。
この絶好機を利用してレンジャー部隊は断崖をよじ登り、頂上に到達しました。
このあと塹壕や、砲撃で荒れた砲台陣地を舞台に、激しい銃撃戦が繰り広ろげられます、
何とか砲台にたどり着くと関心の大砲がなかったのです。
この辺は映画でも描かれています。
部隊はとりあえず円形陣地を構築し、パトロール隊を出しました、
このうちの1隊によって、消えた大砲を1Km離れたクリックヴィル・アン・ベッサン近郊の果樹園で発見して破壊いします。
それまでに援軍は第101空挺師団第506パラシュート歩兵の1名のみでした。
しかし、ドイツ軍も反撃に出てきます、これによりレンジャー部隊は200m後退して崖っぷちに追い込まれます、
孤立した友軍を救うため、オハマ海岸からアメリカ軍第116歩兵連隊と第5レンジャー大隊とともに来援し、
激戦となりますが、ドイツ軍が撤退したので、合流に成功します。
ラダー中佐はこの戦闘で負傷したが、オック岬での功績により殊勲十字章を授かります。
映画のストーリーと実際の戦闘は違います。どうしてこの映画を作成したかはよくわかりませんが、
日本でも戦艦大和、ゼロ式戦闘機のことを題材にした映画が沢山あるのと一緒ですかね。
アメリカ軍レンジャー隊の活躍といば、『プライベート・ライアン』を観たくなりました。
参考書
D-DAY 史上最大の作戦の記録 著者 ウィル・ファウラー
コメント
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