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音楽と船の日記

NHKスペシャル「調査報告 クルーズ船 ~未知のウイルス 闘いのカギ〜」を観て

2020年05月04日 | 日記
5月3日NHKスペシャルで「新型コロナウイルスによる集団感染が起きた、豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員3700人のうち、感染者は700人以上、死者は13人にのぼりました。
船内で何が起きていたのか、」を観ました。




当初は船内感染拡大については空調設備に問題があるのかと疑いましたが、違っていました、
クルーズ船運航会社、船長等の新型コロナウイルスについての認識不足、
危機管理対応がなっていないことが分かりました。
放送内容は多面的にとらえられていて、船内の感染者キャビン位置が解明されていて、分かりやすかった。
自分は当初、船内の下位層のキャビンに多く発生しているのでは推測していましたが、違っていました。
新型コロナウイルス感染者が出た後も対策をとらずにそのまま通常運航していたこと、
乗客に周知した後も対応方法について説明していなく、
乗員への感染予防対応方法を徹底していなく、訓練も行っていない事です。
このことは世界の艦船6月号から
クルーズコンサルタント川崎豊彦さんは「新型コロナウイルス狂騒曲 海自産業への影響」について記事の中で、
最後に大型クルーズ船が感染症に対して非常に脆弱なことは、
ノロウィルス騒ぎの折に筆者も指摘したが、それが顕在化して世間に知れ渡ることとなった。
と指摘されています。
現在、大型クルーズ船は増々大きくなっており、
このような状況では対策なしでの運航はできないのではないかと思いました。
この特集で分かったのはこの新型コロナウイルスはインフルエンザ、
ノロウィルスよりもより恐ろしいウイルスであり、軽症だからと思っていてもいつ悪化するか可能性があり、
三密は絶対に避けなければならないこと、消毒及び除菌は徹底的に行わなければならないこと、
一人一人の自覚が大切であることが分かりました。
ダイヤモンド・プリンセスでは、その後船内の清掃消毒作業にかかった。
この作業は、世界中で多くの災害復旧作業を担った実績を有する専門企業ベルフォア社により、
環境衛生および感染予防管理の専門家など150名体制で実施され、
船内のリネンやタオルなどのほか玩具、ゲーム、本などの処分、
人の手が触れた部分や人通りの多かったエリアの消毒、ドレープ、
布製の装飾品、家具、カーペット、などのクリーニングを行なった。
暖房や換気、空調システムも徹底的に消毒され、
空気処理機のフィルターは高性能エアフィルターと交換した。
(世界の艦船6月号・内外商船ニュースから)



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