2020年出版されたフレデリック・フォーサイスの「ザ・フォックス」を読みました。
本版
電子版
フォーサイスの著書は全て読んでいるのですが、
自伝『アウトサイダー』を出し後は引退したと思っていたのですが、間違っていました。
フォーサイスの世界情勢についての感覚はやはりすごいなと思います。
書かれて次期は2018年頃とのことですが、今読んでも陳腐していません。
今日の報道では北朝鮮がICBMの実験を行ったことで伝えていますが、
著者は北朝鮮のICBM開発についての意図をしっかりと書かれており、
現在も続けています。
この前読んだ、「ウクライナ戦争と世界のゆくえ」とシンクロします。
特にロシアの戦略が天然ガスとサイバー戦であること、
ウクライナ侵攻へとエスカレーションしている現在において、
ドイツへのパイプラインが爆発されました。
イランが核開発についてイスラエルの妨害にもロシアの支援を受けて進めており、
プーチンはイランを訪問しています。
しかし著者がこの物語で書かれている事は本当に見てきたような内容でありますが、
物語の様に事は進んでいなく、より混迷な世界へと進んでいます。
また、天才ハッカーがアスペルガー症候群である設定ですが、-
本当のハッカーには同様の傷害を持っている人がいるとのことです。
自分の本棚には「アスペルガー傷害」があり、アスペルガー症候群はこの障害の中の一つの現象であります。
そのことに着いては筆者も勉強されているようです。
後はハッキングについて詳細内容が無かったのは、筆者がアナログ人間であるとのことです。
後は中国についての物語が次回作として期待したいです。
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