"ショックドクトリン"
パニックで頭が真っ白になった間に通常なら反対が多すぎて入れられない過激な政策を一気に入れてしまう。
日本語で言うと火事場泥棒。
おお~🐞
世界ってすべて火事場泥棒だねʕ⁎̯͡⁎ʔ༄
2005年8月、アメリカ南部を直撃したハリケーン・カテリーナ。
ルイジアナ州ニューオーリンズは市内の80%が水没し、多くの人々が家を失い避難生活を強いられた。
「これでニューオーリンズの低所得者用公営住宅がきれいさっぱり一掃できた。我々の力ではとうてい無理だった。
これぞ神の御業だ」
by火事場泥棒🐜
「今なら一から着手できる白紙状態にある。
このまっさらな状態は、またとないチャンスをもたらしてくれている」
戦後の焼け野原がまさにそんな感じっすね🐁
311もそうだしコロナのそうだ🐀
ミィ的には七里ヶ浜で溺死しかけたのが第一次ショックドクトリンだったような。
それまでのミィは弱々しく、死にたい願望に支配されている状態だったが、
引き潮だかなんだかに引っ張られ、どんどんどんどん岸が離れていった時に、ただひたすら陸に向かって泳いでいる自分発見!
このまっさらな状態は生命力が目覚めるまたとないチャンスだった🏄🏻♂️
要するに公営住宅の再建計画を潰してマンションを建設しようという案だ。
どんなマンションにするかが問題やね🦙
ショックドクトリンは毒にも薬にもなる。
貧困層によりよい生活を提供する機会にもなるし、富裕層相手の金儲けの機会にもなる🦒
民間企業が一斉に参入していく様子をナオミは目の当たりにします。
惨事便乗型資本主義ってやつですね、だんな🦏
「現実の、あるいはそう受け止められた危機のみが、真の変革をもたらす。
危機が発生した時に取られる対策は、手近にどんなアイディアがあるかによって決まる。
我々の基本的な役割はここにある。
すなわち現存の政策に代わる政策を提案して、政治的に不可能だったことが政治的に不可欠になるまで、それを維持し、生かしておくことである」
政治に限らず、あらゆる物事がそうじゃないすか?🦘
なぜなら人間の行動は首尾一貫してますから。
火事場泥棒は、いついかなる時でも火事場泥棒的振る舞いをするものだ🐃
フリードマンによれば、
政府が介入せず全く規制のない状態にあれば、市場は自らバランスをとる。
おお🐕
フリードマンは、この手法を「経済的ショック療法」と名付け、世界各地で実験をしてきた、とナオミは言う。
ナオミは心理学者ユーイン・キャメロンが1950年代に行った「心理学的ショック療法」との類似点を見出した。
精神疾患の患者の古い病的な行動様式を破壊するため、電気ショックやLSDを与え、白紙状態にする治療法です。
その上で「あなたは良い母親です」といった録音テープを繰り返し聞かせ、正常な状態に戻すという方法でした。
うーん🤔
フリードマンの経済理論は、まさに心理的ショック療法の社会実験版である。
確かにそうやね。
「あなたは良い母親です」が正常な状態かどうかは別としてwww
危機によって国民が白紙状態にされる中で、フリードマンの経済理論の3大ルール、「規制緩和・民営化・社会保障の削減」が強制的に行われていたことを暴き出していったのです。
要するにマインドコントロールの手法でちょ?🐇
1950年代のアメリカはマインドコントロール研究にめっちゃ力を入れてたしにゃ🐱
本来ならば公共のものを復興して立て直しましょうということをしますよね。
ところが電気ショックを利用して、わざわざ作り直さないで、もうなくしてしまいましょう、
住民の反対で壊せなかったものが壊れたと、
だったら新しいビジネスを始めましょうと、
これが惨事に乗っかった過激な資本主義の手法なのだと。
おそらく始まった数年に関しては綻びが出ないのかもしれません。
新しいシステムが魅力的に見えるんだと思うんです。
非常に魅力的なんですね。
民営化します、ビジネスにします、無駄をなくして効率化します、
短期的には確かに利益出るんですよ。
ところがそのあとはわかりません。
もしかして長期では綻びが出るかもしれない。
でも綻びが出たら撤退しますから、企業というのは。
そうそう🐼
公共というのは綻びが出た時に撤退できない。
税金を使って20年、30年、50年先まで面倒を見ますよというのが公共サービスなんですけれども、
宮城のジジイ界隈はこれを切望してますね🦩
公共サービス至上主義🦢
民間が運営していたら撤退してしまいます。
だから怖いんですね。
いや、すごいわかります。
わかっちゃダメだよ、バカー🦅
いろんな地方、僕は一人旅をするんですけれども、
やっぱり大店舗が誘致できるような条例ができたせいで、ものすごい巨大な店舗ができて、ありとあらゆるもんが入ってるから地元の人にとっては魅力的なんです。
だけど気がついてみると、そこまで儲かんなかった時の撤退ってめちゃめちゃ早いじゃないですか。
まあそうですね🐰
大店舗が撤退した時に小規模の商店街はもうないんです。
大店舗にしろ小店舗にしろ、どっちもIQ低かったってことじゃないすか?🐨
これが病院とか学校でやられた時に何が起こるかというと、病院がない地域になってしまう。
でも企業は撤退しても次の所に行けばいいので責任がないんですね。
病院は責任がありますからね🐧
金儲けのためにやってはいけない。
が、医者も家族を養っていかなきゃいけない。
ということで高齢者を対象にしたサービスがどんどんどんどん誕生している🐤
高血圧の基準を下げ、薬漬けにする。
わけわからんテストで認知症を早期発見、早期治療、
などなど🦆
規制緩和・民営化・社会保障削減
国が介入しないでマーケットにまかせましょう。
全部自由にしましょう。
みんながチャレンジする平等な機会を与えられると、そこで初めてうまく行きますと。
そして競争原理が働き、みんなが豊かになっていく。
企業は儲かる。
経済は一時的であれ活気が出る。
ただし社会保障を切られたあと、こぼれ落ちた人はどうするか。
という視点がここにはないと。
そこに乗っかる惨事便乗型もいますね🐮
慈善事業で善徳貯金を増やすまたとないチャンス!
フリードマンさんが特別強欲だったというわけではないんですけれども、
民間人が特別強欲だっただけですよね🐶
とても儲かるドクトリンなので、財界とか国民を都合よく統制したいという政府が悪用した、利用したという感じですね。
民間人も悪用した、利用したという感じっす🐷
機会が均等で、競争で勝ったやつが生き残れるという。
これからっていう若い世代とかは「そのとおり!」って言いそうな気がする。
あれらは強欲ですからね🐹
体力が右肩上がりだと思ってる頃って、自分が勝ち組になるって信じてやまないんですよね。
なるほど🦉
自分が勝ち組になるのに邪魔なのは、負けたのを人のせいにして弱音を吐いてる人だっていう。
僕もたぶん20代ぐらいまでそういう考え方でしたね。
伊集院は完全にマインドコントロールされてますね🦄
ものすごく学生に人気があったんですね、この方。
学生はマインドコントロールしやすいからね🐓
すぐ結果を出して、すごく成功したいという気持ちが若い人はあるので。
それが最大のマインドコントロールだな🦨
とにかく結果を出して成功しなきゃいけないっていう。
てゆうかもともと野心的なんやろね🦔
成功欲求の強い若者がマインドコントロールされ、悪魔に利用される。
自分の中の悪魔が目覚めるだけやけどな(>_<)
ショックドクトリン実験が世界で初めて行われた国は南米チリ。
1970年の大統領選挙で社会主義を唱えるアジェンデが圧倒的支持を受け当選。
史上初の「自由選挙による社会主義政権」が誕生し、天然資源やインフラの国有化を進めます。
これに対しアメリカの企業が危機感を抱きます。
お決まりのコースですね🐿️
チリの鉱山や電話通信企業のおよそ7割の株式をアメリカ企業が所有していたのです。
利益が失われるかもしれないとアメリカの財界人たちがニクソンに訴え、ニクソンはチリから銅を購入することをストップ。
経済的な妨害工作を行い、更にチリの軍内部に送り込んだCIA工作員を動かし、アジェンデ反対派に軍を掌握させていきます。
ほんでピノチェト将軍がクーデターを起こしアジェンデ死亡。
ピノチェトが独裁政権を打ち立てたと🦦
この独裁政権成立の裏側で、あるグループが経済改革を進めていました。
シカゴボーイズと呼ばれるフリードマンの愛弟子たちです。
1950年代、アメリカ政府はチリのエリート学生をシカゴ大学に留学させるプロジェクトを開始。
シカゴ大学教授だったフリードマンが彼らを教育しました。
チリに帰国したシカゴ・ボーイズはアメリカに協力し、経済改革をピノチェトに提示。
公営サービスの民営化、価格統制の撤廃が行われ、国内市場が海外企業に開放されていったのです。
やっぱねー🦥
この結果、チリ国内の上位10%の富裕層の収入が一気に83%も増大し、短期間で莫大な収益を上げることに。
よくできたドラマやな~🦌
こうした状況を西側メディアはチリの改革は大成功であり、「チリの奇跡」であると報道しました。
西側にとっての成功だろ?🦓
しかし一方で・・・
1974年、チリのインフレ率は375%にも達したが、これは世界最高の数字で、アジェンデ政権下での最高時の2倍に当たる。
パンのような基本食品の価格は天井知らずに高騰し、他方、失業者は増える一方だった。
よくある話じゃないか~♪( ´θ`)
自由貿易実験によって、国内には安い輸入品が溢れていたからだ。
国内企業は競争に負けて閉鎖を余儀なくされ、失業率は記録的に上昇、飢えが蔓延した。
それってお決まりのコースですよね🦮
目の前の利益にパッと飛びついた結果だからしかたがない🐕🦺
クーデターによるショック。
ここで恐怖を入れることが大事なんですね。
ショックは覚めますから、恐怖を断続的に入れておく。
拷問、見せしめ、逮捕ということをやると。
民営化して今度は経済が弱まり、またショック状態になる。
生活が苦しくなる。
ああどうしようと。
そこで外国資本が参入してきてそれを略奪していくと。
パチパチパチと👏
「シカゴボーイズ」
奨学金を出します。
全部アメリカがお金を出しますよ。
ただしシカゴ大学一択ですと。
フリードマン教授がしっかりそこで教育をすると。
自国に帰って結構な地位につく。
その子たちがいったら楽なんですよ、仕掛けた時にすごく。
チリだけに存在したんですか?🐟
それがですね、これで味をしめまして。
実は世界中にシカゴボーイズっているんですね。
日本にもいます。
ぴぇーっ🐋
何かわりと自分がこの生きてきた何年かに当てはまってるような気がして、
お笑い芸人は全員そうでしょ🐙
年間何万人も自殺者が出てますよとか、老後いくらなきゃいけないのに、いくらないっていうことは、十分ショックは与えられてるって思うんですよね。
ああ、そっちかに🦀
だからショックというのは、いろんな形がとれるんですね。
コロナショックなんか典型的ですね🐳
「不安」でもいいんですよ。
「もうすぐ日本が破綻するから危ないですよ」
「隣の国が攻めてきますよ」でもいいんですね。
地球温暖化でもいいんですよね🐝
昆虫食もいいですね🦋
恐怖で柔軟に全体を見れなくなる時がチャンスなんです。
素晴らしい🦠
その時に入れられたものというのは私たちは立ち止まってゆっくり考えることができない。
宮城なんかは子供の頃からそんな感じですね🍄
なんせ1950年代から始まってますから。
知能の低い日本人は実験台にされた可能性がありますね~☘️
何だかずいぶん外国資本が入ってきて、日本のものがなくなってるなとか。
後から気がつくんですね、それは。
独裁政権のみならず、民主主義国家でもショックドクトリンは行われました。
1980年代イギリス。
マーガレットサッチャーはフリードマンの愛弟子でありチリでの経済改革を成功例として評価していました。
がー、
民主主義国家イギリスでは高いレベルの合意が必要であるためチリのような急激な改革は難しいだろうと考えていました。
そんな中イギリス領フォークランド諸島にアルゼンチン軍が侵攻。
3ヶ月に及んだ戦いにイギリス軍が勝利。
偶然にしてはできすぎ~🧚🏻♀️
すると低迷していたサッチャーの支持率が25%から59%に急上昇。
ますます怪しいにゃー🧚🏻
勢いに乗ったサッチャーは国内での戦いへと突き進みます。
1984年、炭鉱労働者がストライキに入ると、サッチャーは炭鉱労組との対立を対アルゼンチン紛争の延長と位置づけ、容赦なく敵と戦うべきだと訴えた。
「フォークランドで我々は外からの敵と戦わなければならなかった。
そして今、内なる敵と戦わなければならない。
こちらの敵の方がはるかに手強く、また自由にとっても同じくらい大きな脅威なのです」
こちらの戦いもサッチャー勝利💁
イギリス政府は電話、ガス、航空会社、鉄鋼など公共事業の民営化を強行していきます。
小泉も真似していきます💁🏻
その結果、政府と大企業が密接に結びつき、経済政策が企業側に有利に進められることになったのです。
こうした国家をナオミはコーポラティズム国家と呼ぶ。
コーポラティズムは、膨大な交易資産の民間への移転(往々にして莫大な負債を伴う)、とてつもない富裕層と見捨てられた貧困層という二極格差の拡大、そして安全保障への際限ない出費を正当化する好戦的ナショナリズムを主な特徴とする。
宮城がIQ100以下と呼んでるやつですね🧞♀️
このようにして生み出された巨大な富のバブルの内側にいる者にとっては、これほど収益性の高い社会構造はほかにない。
宮城もかつてはバブルの内側で狂喜乱舞していた🧞
今だに過去の栄光が忘れられない(๑˃̵ᴗ˂̵)
民主主義国家でもショックドクトリンはできた。
普通の先進国、建て前だけど民主主義の形の国家ではショックは入れられませんよねって思われていたんですけど、
たまたまフオークランド紛争というのがあった。
シカゴボーイズがー🦑
ここでショックができた。
今一丸とならなくちゃということで、みんな国民の関心がそこに行きます。
外に敵ができると政権与党の支持率が上がるんです。
サッチャーの支持率V字回復🦞
そしたらそのショックが続いている間に次の敵、既得権益の労組組合、これ敵ですよと。
そしてショックを続かせるために警察に労働組合の反対運動やデモを鎮圧するということをさせて、恐怖を作り出す。
恐怖が続いてる間に民営化をパーッと進めていくということをパッケージで成功したのが、あのサッチャーですね。
ずる賢いオバハンやな🦂
ショックを起こす。
もしくはショックに乗っかる。
そして過激な自由主義政策を入れる。
最後に出てきて利益を上げるのは企業。
企業としては政府とできるだけ密着していた方がスムーズに進む。
だからシカゴボーイズが政策を決めるところに入っている。
そうなると企業のための政策通してくれるので楽なわけですね。
だから限りなく癒着して二人三脚でやっていく。
で、何を略奪するかというと、公共のための予算を民営化して企業に流すことだったり。
この世界はシカゴボーイズが牛耳っているのだー🕺
SNSで政治家の悪口言ってるやつが一番バカですね(*´-`)
時間の浪費以外の何ものでもない。
ちなみにミィのお客さんは兄がシカゴ大の博士課程だった。
たまたま夏休みに帰国して、とてつもなく不幸な事故で死んじゃったんですがー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
もし生きていたら、、、
ご主人は人間魚雷回天の生き残りだった。
もし生きて帰らなかったら、、、
ミィは超絶大事なことを知らずに今日を生きていただろう。
知らないことさえ知らずに🕊️