徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

チャングムの誓い

2006年07月02日 | Cinema&ドラマ&劇&音楽
韓流といわれるドラマを見るようになったのは夫が観ていた「冬ソナ」から。
涙ばっかのドラマにあほらし~と思いながらみてました。(笑)
「オールイン」に続いて「チャングムの誓い」は連続回数が多いので、観るのをやめていましたが途中からまた観るようになりました。
それはチャングムを演ずる「イ・ヨンエ」が他のドラマに出ていた女優さんとはちょっと違う感じで惹かれたからです。すごく知的。

医術の話になってからは、仕事上でも医療関係の知識が必要でまた自分自身がとても興味のある分野なのでとっても真剣に観てしまいます。
特に「脈」についてはすごく興味がわきました。
チャングムがツボとともに覚えているときには自分も覚えたくなりました。

今の日本の医療の世界は、電子カルテも進み医者が処方箋医となってしまっている現状です。脈も舌も診ません。脈も見たとしても回数だけです。
東洋医学はそうではなくて病人の体の出す信号をしっかり受け止めるところから始まるのです。医術ってそうあるべきではないでしょうか?

小学生のころ、私のクラスで喉頭ジフテリアが発生しました。
私が二番目の罹患で、最初は斜め前の席の子でした。
それからどんどん伝染してふたり亡くなったのです。
亡くなった子は同じ医者にかかっていて風邪と判断されたので手遅れになったのです。今なら医療ミスではないのかしら。
私のかかりつけのお医者様は医学博士で怖い威厳のある先生でしたが、父との関係で私には優しくしてくださいました。
熱が40度を超えて天井がぐるぐる回りました。
喉がふさがったように痛くて息がしにくかった。
一目喉を見て即わかったようで、喉頭の辺りの白いものを取ってくれたような気がします。
そして当時ひ病棟と言われていた隔離病棟に入院したのです。
家は、保健所からきて消毒されました。
幸い処置が良かったので私は一番軽くてその性でなんども部屋を替わりました。
新しく入ってくる人のためにでした。

朝起きると部屋の外に棺おけが・・翌日もまた・・あれは非常にショックでした。
ふたりの顔と名前は今でもはっきり覚えています。
そのこと以来ジフテリアの予防注射が始まりました。

医者は謙虚に病人の体のサインを見落とさないようにしないといけないのだと思います。
そんなことをこのドラマから感じました。
それと人と人の強い友情や絆も。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
先端医療 (Post)
2006-07-02 20:36:17
この前、たろこママさんのブログにあったのですが、

おじいちゃん先生に、聴診器で心臓に雑音があると言われたそうです。

でも、ほかの先生は異常ないというのでほっておいたんだけど、

精密検査で異常が見つかったんだそうです。

今の若い先生は、機械を使わないと、病気は見つけられない。

すべては、データ処理なんですね。

患者は1データにすぎないのです。



聴診器だけで異常を見つけられる、それは心の目で見て、心の耳できいているからなのでしょうね。

治してもらうのは大学病院でも、かかりつけは、こんなおじいちゃん先生のほうがいいですね。
返信する
西洋医学 (sakko)
2006-07-03 08:38:21
そうですね。

先進医学は手術のためにはとっても必要。

でも普段のかかりつけ医師は患者の生活状態や体質まで熟知できるような身近な存在がいいですね。

開業医は大学病院などの勤務医からちょっと馬鹿にされている感じがします。

しっかり診断できて送り込める医師って言うのが近医に求められるのではないでしょうか?

いろんな分野で、技を持つ職人が減っていると言うことと一緒なのかもしれません。

そのうちにね、症状をマークシートに穴あけて機械にかけると判定が出て、どこどこの病院に

行きなさいと言う指示が出るようになるかも。

今の診察では心音聴くのも「聞く」って感じでしょ?意味ないような診察が多いね。
返信する
こんにちは (ジュメ)
2006-07-03 14:45:37


私のほうへ来ていただいた折りのお名前をクリックしたらこちらへ飛んできました~。

こんにちは。

これからもどうぞよろしくお願いします。



「チャングム・・・」は見てないのごめんなさい。



返信する

コメントを投稿