徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

最後まで見送りました

2013年03月25日 | ボランティア
2月21日、天に召された千代子さん。

3月12日、名古屋の東別院まで納骨に付き添いました。
施設スタッフは会議があったので、私は前日下見を済ませた最後を過ごしたケアホームに行って待つことに。

3月11日の震災の日に、スタッフはこのケアホームのお披露目のチラシを配っていたそうです。
とっても動線のいい、開放的な平屋建てで、きれいでした。
家からは少し遠いこともあり、通っているのぞみの家にしか行ってなかったのが悔やまれます。

千代子さんのお部屋に飾ってある大きい写真入れの数枚は、一緒に北海道に行ったときのもの。
私がプリントしてプレゼントしたものです。

一回目の、小樽裕次郎館、二回目の函館・・函館の夜景
どれも懐かしくて楽しかったことが思い出されます・・・。

ワゴンタクシーが頼んでありスタッフ5名と向かいました。

千代ちゃんは、いつも晴れ女。
函館だって、雨の中函館山に上がったら、ぱ~~と視界が晴れるんだもの。
信州に行ったときもそうだったよね。
数多くのお出かけの中、雨に降られたことがなかったな。

お経をいただいてこれで本当に最後まで見届けたなと感慨深く、胸がいっぱいになりました。

真夏のように暑い中、境内の市で楽しいおじさんの椎茸を買って飛騨高山のねこやなぎを一抱えもらったり、スタッフの方々と思い出を語りながら楽しいひと時でした。

千代ちゃん!
天涯孤独で、生きるためのすべてのことを他人の手を借りないと生きていけないあなたが、こんなに素晴らしい人生の完結ができるなんて・・

残ったお金で、遺言どおり、大好きな立浪のいたドラゴンズの色の送迎車を買ったそうです。

あなたは本当にすごいことを成し遂げたね。

「お姉さんと思っている」といってくれた同い年の千代子さん。
ボランティアではなく本当のお姉さんの気持ちで寄り添いました。

20年近く、彼女に関わらせてもらえた私は、何という大きな財産を心に残せたことでしょう。
やがてそっちに行ったら、あなたに関わってくださった私の友人たちとも一緒に、盛り上がろうね。
今度はちょっくら、下界にお出かけしてみようかなんてね。
もうそのときはきっとストレッチャーはいらない。
しゃっきり立っている事でしょう。
手を繋いで一緒に歩こうね。

それまで、さようなら。さよなら。さよなら。


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2 コメント

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千代子さん (久子)
2013-03-26 11:45:32
sakkoちゃんの胸の思い・・・涙がいっぱいですが・・
あなたの素晴らしさが心に響いてまた私は私で
あなたに感激しています。
あなたのような素敵な人に私は出会えて感謝です。
ありがとう。
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Unknown (ei)
2013-03-31 06:45:20
お悔やみの言葉をどうコメントすればいいのか。
未だ涙がとまりません。泣かずに読めるようになった時
改めてコメントをしたいと思います。
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