徒然なるままに

子供の頃から活字が好き。読んだ本のこととか日々の暮らしの中で感じたことを綴っていきます。

アカデミー賞

2009年02月26日 | Cinema&ドラマ&劇&音楽
今年のアカデミー賞は、外国語映画賞で「おくりびと」が、アニメ部門で「つみきのいえ」がとりました。日本といえば「サムライ」だったのに、現代映画が受けるなど想像もつきません。
「死」というものが世界共通の、どんな人種にとっても公平にやってくるイベントという事が認識されたのでしょう。
「よく死ぬことは良く生きること」
「つみきのいえ」に描かれた老人の先にも死が見えています。

死に封をしてはいけない。
死を語ろう。

モッ君は、16年も前から原作の本を読んで惹かれたといいます。
インドを訪れたことが大きく彼の生死感に影響を与えたことでしょう。
インドに何年もいるとその大きな力にとらわれてしまうといいます。
遠藤周作の「深い河(ディープリバー)」を読んだ時、それを感じました。
今の若い日本人にはすごく遠いことかもしれないけど。

今回の映画は「絶対映画にしたい!」という強い気持ちがあればこそここまできたのでしょう。
もっ君は英語が堪能だといいます。アカデミー賞の授賞式で聞きたかったな。

日本を動かす政治家の情けなさと違って、日本人の精神性の深さを世界に発信する人たちがいたことが誇らしいです。

ショーン・ペンが賞をとったのもうれしい。
深い内面をもった俳優だと思う。
見たい映画がでてきてうれしい



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