医療検査技術の進歩

夏から３ヶ月の間に５キロ近くも痩せてしまい、胃が変で背中は痛い、わき腹もいつも痛い。。なんて調子が続き、「癌、がん、ガン」とだんだん気持ちが落ち込んでいきました。
でもなかなか医者にいけない私。気が小さいのです。
こどもはすぐにつれて行くのに、いつも手遅れ一歩前まで行かないのです。

顔色も悪かったのでしょう。仕事の時、営業の友人に「少しでも早く行かなくちゃ！今からつれていこうか」まで言われたのです。
その人は自覚症状もなく会社の検診で見つかり胃を3/4を切り取りました。
そこまで言われたので行かなくちゃと勇気を出して何人にも紹介された胃腸科を受診したのです。
評判どおりはっきりとした物言いの先生です
痩せるというのは、甲状腺異常でもありえるのでまずそれを聞かれました。
「二年前検査したけど何もなかった」と。「すい臓でしょうか？」というと「ボクがすい臓だとわかったら、ボクもあきらめるね」と。なんだか笑えちゃって。
「前の検査でポリープがたくさんあるといわれたんです」というと「ポリープのちいさいのだろ？あれはきれいな胃の人に多い」と。
なんだか先生とお話しただけで安心してしまいました。
このクリニックは、胃腸の検査専門です。
先生は開業までは市立病院の外科部長さんだったとか。
評判がよいので、検査予約は３週間後しか取れなかったのです。
一日にすごい数をやっているのに。すべてを先生が検査します。
患者を回す看護師さんの手際のよいこと。すごいよく働くなと感心しました。
早朝から検査をやっています。８時からの私が３番目で驚きました。

二年前にも調子が悪くて他の国立の病院で胃カメラを受けたのですが、喉のゼリー麻酔だけで、げーゲーと涙を流しながらの検査でした。
だからもう二度とイヤだと思ったのですが、ここは一切苦痛のない検査をやってくれるということでここにしたのです。
腹部エコーも先生がみながらすぐ異常はないと言ってくれます
その後、ベットで寝て点滴と喉にデリーを５分含みます。
それが終わると点滴を持って検査室に移動。
横になって顔の下にタオルを当てて、看護師さんがファイバースコープにゼリーみたいなのを塗っているのをみていました。
それが最後で後はまったく記憶がありません。

「もう１１時ですよ」と起こされて「え、ここはどこ？もう終わったの？」
おきるとまだ麻酔が完全に覚めてないのでふらつきます。
待合室で待っていると、呼ばれて結果です。
画像を見せてくれながら、説明をしてくれます。
ガンも潰瘍もなし。ただ胃下垂が結構あるので腸を圧迫している。だから腸の動きも悪くなるといわれました。

今までだと、検査して結果はまた今度だけど、こうやってすぐだと心配する時間もないし、再診料もいらず、本当に患者にとっては助かります。
料金も前回の同じ検査より安かった。
こんな楽な検査なら、毎年きちんと受けようと思いました。

痩せた理由はなんだろうと考えると、夏場に悪化する低血圧で身体がしんどくて夏痩せしたということでしょうか。

それにしても先生の診察を受けただけで検査する前に、かなり元気になり体重も２キロ戻りました。
悩むより早く検査しないといけないといつものことながら思いました。
それにしても医学の進歩は目覚しい。
できれば全身のガンがわかるPET検査をしたいものだわ。そうしたら一度に全部すんでいいと思うのだけど。