父の介護生活が1ヶ月過ぎた。
余命1.2ヶ月といわれ、寝たきりとなり行き先がなくなり、オットの温情に甘えて引き取った。
しかし、だんだん元気になり、この分では・・・
3食、食べさせることに追われて、今月は仕事も休んだ。
家の中に閉じこもるようになった身には、新聞が一番の楽しみ。
嫁入りしてから36年、最初に毎日新聞を読んだ時は慣れなくていやだなと思ったものだ。このあたりは中日がほぼ占めていて、今では専売店もなくついでに配達してもらっている。いくら拡張員がきても、洗剤や得点を言われても私は変える気がない。
ファンといえるだろう。
いまはネットで見られると新聞も取らないというのが増えてきたらしいが、どんなに節約しても新聞だけはほしい。コーヒー飲みながらの至福のときが最高。
雨の日も風の日も、早朝にきちんと配達してくれて月に3000円なんて、なんて安いのだろうと思う。
長いこと読んでいるが朝刊連載の小説ははずれがない。
いまは宮本輝の「三十光年の星たち」がだんだん佳境に入ってきている。
私は彼の作品の中にちりばめられる言葉が好きだ。
今朝はっとした言葉
「服は着られればいい。風呂敷は物を包めればいい。人々の生活がせちがらくなると、安ければいい言う風潮が、一種の生活哲学となっていく。だがそれはやがて人間や社会からも大事な思想を奪っていく。『物』を見る目というのは、人間を見る目もある。優れた『物』の価値を解せない人は『他者』をも粗末にするようになっていくのだ」・・佐伯老人の言葉・・
安物を買ってどんどん捨てていくことも多くなった現代に、警鐘の言葉のような気がする。
私は物の価値と対価がまっとうなものが好きだ。
それにしても、今の社会に欠けているものはこの小説の中の「佐伯老人」のような存在ではないだろうか。
若者の値打ちを見抜く眼力、育てる力。。。
老人は安定した老後をエンジョイするばかりでなくもっともっと、社会に力を発揮するべきだと思う。
余命1.2ヶ月といわれ、寝たきりとなり行き先がなくなり、オットの温情に甘えて引き取った。
しかし、だんだん元気になり、この分では・・・
3食、食べさせることに追われて、今月は仕事も休んだ。
家の中に閉じこもるようになった身には、新聞が一番の楽しみ。
嫁入りしてから36年、最初に毎日新聞を読んだ時は慣れなくていやだなと思ったものだ。このあたりは中日がほぼ占めていて、今では専売店もなくついでに配達してもらっている。いくら拡張員がきても、洗剤や得点を言われても私は変える気がない。
ファンといえるだろう。
いまはネットで見られると新聞も取らないというのが増えてきたらしいが、どんなに節約しても新聞だけはほしい。コーヒー飲みながらの至福のときが最高。
雨の日も風の日も、早朝にきちんと配達してくれて月に3000円なんて、なんて安いのだろうと思う。
長いこと読んでいるが朝刊連載の小説ははずれがない。
いまは宮本輝の「三十光年の星たち」がだんだん佳境に入ってきている。
私は彼の作品の中にちりばめられる言葉が好きだ。
今朝はっとした言葉
「服は着られればいい。風呂敷は物を包めればいい。人々の生活がせちがらくなると、安ければいい言う風潮が、一種の生活哲学となっていく。だがそれはやがて人間や社会からも大事な思想を奪っていく。『物』を見る目というのは、人間を見る目もある。優れた『物』の価値を解せない人は『他者』をも粗末にするようになっていくのだ」・・佐伯老人の言葉・・
安物を買ってどんどん捨てていくことも多くなった現代に、警鐘の言葉のような気がする。
私は物の価値と対価がまっとうなものが好きだ。
それにしても、今の社会に欠けているものはこの小説の中の「佐伯老人」のような存在ではないだろうか。
若者の値打ちを見抜く眼力、育てる力。。。
老人は安定した老後をエンジョイするばかりでなくもっともっと、社会に力を発揮するべきだと思う。
この小説が新刊として本屋に出るまで、目にする事は出来ませんが、きっと手に取りたくなるのでしょうね。
>若者の値打ちを見抜く眼力、育てる力
これは社会に問うているのでしょうか? それとも親の世代、さらにその親を育てた親(老人)でしょうか?
物の値打ち、価値観は夫々違いますが、あらゆる物を大事にという道徳は価値観の違いでは済まされないはずですよね。
一体どういう育て方をしたら、こんな頭でっかちな人間になるのか? 親の顔を見て観たい!とおもってしまう事が多すぎて。
sakkoさんのご両親は素晴らしい育て方をされたのですね。
ありがとう。
これは、佐伯老人のことです。
京の袋小路に住むどういう老人かわからなかった人の全容が少しずつ明らかになります。
彼にいわゆる見込まれたことになる、父親に勘当された若者を描きます。
珠玉の言葉に感動します。
私を育ててくれたのは、母で父はいない。(爆)
昔から卵子だけで生まれてきたと思っています。
でも最近は反面教師としての父の存在が自分の精神に大きく関わったのかと思います。
が、気持ちにゆとりのない日々を過ごしてると
新聞小説は目も通さなくなってしまってました。
宮本輝の小説だったんですね
今日から読んでます。
私は母を反面教師にして子育てをしてきたつもりでいましたが、
最近はつくづく親の遺伝子を自分も兄弟もしっかり引き継いでるのが分かり「なんだかなー」って気持ちになりました。
数日前にPCの調子が悪いので思い切ってリカバリしたのですがバックアップ漏れでアドレス帳がーーない。
sakkoさんのアドレスが分からなくなってしまいました、トホホ。
コメント欄があって良かったー。
今日は父はショートステイなのでゆっくりしてます。
私も調子が悪くてもうだめだなあと思ってたですが、不要レジストリを削除したらさくさくになりました。リカバリはなかなかあとのことを考えるとできなくて。
メールしますね!