祈りを、うたにこめて

祈りうた・いのちうた(聖句つれづれ  いただきます!)

いただきます!


 かれらが陸地に上がると、そこには炭火がおこされていて、その上には魚があり、またパンがあるのが見えた。……イエスは彼らに言われた。「さあ、朝の食事をしなさい。」……イエスは来てパンを取り、彼らにお与えになった。また、魚も同じようにされた。
(新約聖書「ヨハネの福音書」二十一章)


 いただきます、魚たちのいのち、家畜たちのいのち、野菜たちのいのち!―そういう感謝を込めて「いただきます!」と食前に言う。心の中で、あるいは実際に手を合わせながら。
 その魚たちのいのち、家畜たちのいのち、野菜たちのいのちは、神が与えてくださっていると、わたしたちクリスチャンは受けとめている。神からのいただき物だと。「わたしたちの毎日の食べ物を今日もお与えください」という祈りをしながら(自分たちだけのためでなく、日々の食べ物に困っている人々、餓えてさえいる人々のことを忘れまいという思いも込めて)。
 だから、「神さま、有難うございます」(有ることが難しいほど大事なものを恵んでいただいて、感謝しています)と祈る。
 もちろん、野菜たちを、魚たちを、家畜たちを、お米やパンたちを、日々わたしたちの食卓へと届けてくださる大勢の生産者さんや業者さんにも感謝しながらである。だれかの労働によって、その労苦によって、自分のいのちが支えられている―それは、なんともったいない、有難いことだろう!



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