道を求めて
「明日に架ける橋」は賛美歌
サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」は、ゴスペルソングとして歌われているという。若い時から好きな一曲だったが、さらに意味が濃くなった気がする。
人生の荒波にもまれ、疲れたひと、意気消沈した人、孤独な人への慰めの言葉が静かな、ほんとうに静かな語りとなっている。「私はあなたの味方だ、わたしはそばに居るよ」と、優しく寄り添ってくれる。そして、最後に、「あなたにはできる。その力を、その可能性を信じている。自分が身を犠牲にしてでもあなたを応援していくよ」と肩を叩いてくれる。これも優しく、けれどきっぱりと。
愛は押しつけではない。
だが、愛は寡黙(かもく)でもない。
それを必要とするひとを捜し出し、そのひとの魂にダイレクトに働きかけてくれる、実践の力である。
―そんな思いをいだきながら、この曲を聴いた。
サイモンとガーファンクルの澄んだ声が、天への祈りのようにしみた。
●ご訪問ありがとうございます。
この言葉は、すでに幾度も掲載しました。
今回、「明日に架ける橋」を聴きながら、
ずっとこの言葉が頭に浮かんでいました。