実は、1週間ほど前に「今年のマイベスト」をある程度選んでいた。
ところが、12/20に買ったCDの中にとんでもない名盤があったのだ。
長谷川都のメジャー復帰アルバム『歌種』がソレ。
もうねぇ、なんて言っていいか分かんない。このアルバム聴いてると、ココロが揺さぶられるわ、ホントに。
魅力の第一は、メロディの素晴らしさ。一般的にフックが効いてるとか、美メロとか、そーいう次元ではない。彼女の場合、自分の声を100%生かすリフってモノが染み付いてるんでしょうねー。彼女のヴォーカルであるからこそ、聴き手の心をグッと掴むフックになり得る気がします。特に、サビのメロディと彼女の少しアクを残した声の組合せは絶品です。
イイ具合にエグミがあるんですよね、彼女の歌って。美しいだけじゃない、随所に力強さも感じさせる素晴らしい“歌”です。
アレンジ・プロデュースは、高浪敬太郎と都さんの共同作業。「風まかせ」「故郷の空」のフィドルやマンドリン,バンジョー、「月のうさぎ」のスティールパン、「fuzzy peach」のヴィヴラフォンなど、ちょっと傍流の楽器を生かすアレンジも絶妙。「ミルク」のjazz versionは、その絶品のメロディと相まって鳥肌モノでした。全11曲捨て曲無し。
名盤と断言します。
そして、今日1通の小包が届いた。“ガールズ・ドットミュージック”管理人Chikaさんから。彼が絶賛していた“家出ノススメ”というユニットのCD-R。ライヴ会場でしか売ってないってコトだったので、お願いして買って貰ったのだ。
彼の趣味と私の趣味は相当近いモノがあるので、彼の琴線に触れたのなら私も好みに違いないと思ってた。期待感でドキドキしながら聴いてみた。
予想を超えた・・・・なんだコレは?!
凄すぎ(笑)
ピアノと歌・コンポーザーの“はなちん”とドラムの“かおりん”の2人ユニット(アレンジは2人で)ですが、コレはホントにスゴイ。つか、『スゴイ』しか言葉が出ない。
何もかもが私のツボを突く。メロディは美味しいフックの連発。歌うピアノに乗せて疾走感たっぷりに畳み掛ける。ピアノとドラムだけなのにドライヴ感に溢れたアレンジ。矢野顕子を彷彿とさせるキャンディヴォイス(矢野さんより甘さ控えめかな)。「普通の女の子」「乙女賛歌」「やだやだパレード」「月のナイフ」「イノセント」名曲だらけ。歌うピアノが弾けるガールズポップ!私の大好物です。7曲入り500円はコストパフォーマンス高すぎる。
この2枚のお陰で、マイベストを見直さざるを得ない状況です。それくらい、この2枚は衝撃的。年の瀬に、こんなん聴かされたら困るよ(笑)まぁ、嬉しい悲鳴ってヤツなんですけど。