日本グルーヴチューン振興会

6月に行ったライヴ2本

今月は、家内と2人でライヴに2本行きました。

 

 

まず6月12日に高松TOONICEにて。

Keishi Tanaka & fox capture plan

 

この曲のMVを見て、一発でハマってしまった直後に地元でライヴがある事を知り、急ぎチケットを手配した次第。

 

 

foxの鍵盤は、昔レヴューを少し書いた事があるJABBERLOOPのメンバーでもある岸本“MELTEN”亮くんなので、気にはしてたんだけど、Keishiくんは失礼ながら動画を少し見た事がある程度。「透明色のクルージング」のCDは2タイプとも購入したけど、ほぼ予備知識無しで臨んだライヴでしたが・・・・・・凄かった。素晴らしかった。

KeishiくんのヴォーカルはCDの時よりも上手いんじゃないかというくらいグイグイと楔を打ち込んでくるし、foxの演奏は3人とは思えないくらいの圧の強さとフックの強いリフの嵐。

特にドラムの井上くんが叩き出す硬質なグルーヴ。いい意味で息苦しさを覚える様な緊張がライヴの間も感じられる。でも身体は揺れるんだよね。カワイくんの柔軟なグルーヴとメルテンくんの気持ち良い鍵盤と相まって実に楽しい空間を作っていました。

 

 

そして昨日、6月25日は高松DIMEにて。

Schroeder-Headz「3rd ALBUM『特異点』リリース・ツアー」

ゲストはjizueと大好きなUNCHAINでした。

 

最初はUNCHAIN見たさだったんです。もちろんアンチェのライヴは相変わらず素晴らしかった。吉田くんのドラムの安定感とシュガーが奏でるギターの気持ち良さ、谷川くんのヴォーカルはますます磨きがかかっててハイトーンの凄みは神の領域に近づいている。その上、谷くんのベースのグルーヴが本当にヤバいくらいグイグイきてて。持ち時間がアッという間に過ぎてしまったと感じるくらいの気持ち良さ。

 

でも、メインのシュローターヘッズでぶっ飛んだ。凄く良かったアンチェインが一瞬脳裏から消えさる(苦笑)くらいのインパクト。

ドラムの千住くんの切れ味とベースの玉木くんのドライヴ感に乗せて楽しそうに紡ぎだされる鍵盤のフレーズ。渡辺シュンスケという人の鍵盤には歌心が溢れていました。

 

 

多分、このMVだけ見ても伝わらないかもしれない。ライヴの楽しさや気持ち良さや異次元に連れていかれる感覚は。

歌心がダダ漏れに溢れだす鍵盤のフレーズが怒涛の様に降ってくるあの感覚、何度でも体験したい。そう思わされる素晴らしいライヴでした。

 

 

アンコールの最後にソロで演奏されたこの曲を聴いて家内と2人で話をしたのは、彼の音楽には日本的な唱歌や童謡に通じる和の要素があって、それが歌心に繋がっているのではないかという事。ポストジャズプロジェクトという括りの奥底にある豊かなメロディへの思い、そんなものを感じた次第です。家内は唱歌の「シャボン玉」を「newdays」の中に見て泣きそうになったと呟いていました。

 

2本のライヴを体験して改めて思ったのは、私はベースとドラムのグルーヴとリード楽器の歌心が何より大好きなんだなという事。そして楽曲と演奏に色気がないとダメなんだなという事でした。ただ上手いだけでグルーヴと色気と歌心が無いと、退屈ですぐに飽きる。Keishiくんやfox、UNCHAINやシュローターヘッズには、歌心やグルーヴや色気が満載でした。楽しかったな、ほんとに。


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