「untitled」のレヴューにコメントをくださった男子大学生だという方から“特に好きな嵐の曲を知りたい”と言われました。
ならば、今の時点で自分が好きなシングル表題曲を10曲選んでみようかと思い立った訳です。
ちなみに、その大学生の方は「PIKA★★NCHI DOUBLE」がお好きだと仰っておられました。アルバム曲だと「夏の名前」「風」「空高く」「途中下車」「To my homies」が好きだとも。このラインナップを拝見して、メロディのきれいな曲がお好きなのかなと感じています。
さて、本題。
今の自分の感覚で嵐の好きなシングル表題曲は何だろうと、とりあえず手当たり次第にピックアップした後に10曲になる様に絞っていったのです。ある程度絞ったところでリリース順に並べて通しで聴いてみました。そうすると、どうしても11曲になってしまいました・・・勘弁してください💦
私的嵐シングルベスト11(リリース順)
「A Day In Our Life」
「ナイスな心意気」
「とまどいながら」
「ハダシの未来」
「PIKA★★NCHI DOUBLE」
「きっと大丈夫」
「Step and Go」
「Everything」
「Troublemaker」
「迷宮ラブソング」
「Bittersweet」
最後まで迷ったのは迷宮とビタスイです。ビタスイは単独で聴くとこの中に存在するには少し弱さも感じるのですが、迷宮の直後だと実に塩梅良く感じてしまって。楽曲単独で考えるという前提が崩れてしまって申し訳ないのですが、私的にはこの11曲で一括りにするのが今の音楽的嗜好と合致するのかなと思います。
どうしても初期~中期の楽曲に寄ってしまうのは、この頃の楽曲にある隙間のグルーヴのせいです。打ち込みが主体であっても音を詰め込みすぎないのが私としては気持ちが良い。そして上物のストリングスやホーンが実に印象的な曲が多いこと。まだ今ほど存在が大きくなかったが故、シングル曲でも遊びが感じられること。キャッチーなフックがある曲が多いこと。そんな要因が考えられます。
11曲のアレンジャーはスケボーキングのSHUN&SHUYA、オオヤギヒロオ、CHOKKAKU、ISB、ha-j、吉岡たく、Shinnosuke、Trevor Ingramなどバラバラですが、一人だけ複数(11曲中3曲)を編曲しているのが石塚知生です。しかも、ナイス・ピカダブ・ビタスイとタイプの違う3つ。彼のアレンジが好きなんだなというのが再確認できました。
また、参加ミュージシャンにしてもドラム:小田原豊・河村徹・佐野康夫、ベース:工藤毅・種子田健・ha-j、ギター:西川進・奥田健治・林部直樹・知野芳彦・堀崎翔・石成正人、サックスの山本拓夫、トランペットの佐々木史郎・鈴木正則、トロンボーンの佐野聡、ストリングスのRUSHや弦一徹といった手練の面々。今聴いても色あせない楽曲はこういうしっかりとしたサウンドプロダクションに支えられているのもあるのだなと改めて感じます。
疾走感や高揚感、ワクワク感や切なさ、色んな要素を包み込むグルーヴがこれらの曲にあります。基本的に抑揚が効いててトーンがメジャーな方が好きなので、こういったラインナップになりました。カップリングまで含めた完成度という観点でシングル盤というものを考えたなら、また別のセレクトになったであろうとは思いますが、これが現時点での私が好きな嵐のシングル表題曲たちです。