数回に渡って更新してきました、ここ数か月で買ったモノの紹介ですがラストです。
アイドルっぽいものなどポップなモノを中心に。
藤井隆
『light showers』
芸人でありながら優れたポップミュージックをクリエイトする藤井隆のニューアルバム。90年代のテイストを存分に生かしたシンセサウンドはプロデューサーの冨田謙の手腕。EPOや堂島孝平、シンリズム、澤部渡、西寺郷太といった私好みのミュージシャンが素晴らしい楽曲を提供しているのも聴きどころ。個人的レコメンドは堂島孝平の「DARK NIGHT」と西寺郷太の「カサノバとエンジェル」です。
そして、なんといっても上に貼り付けたトレーラーが秀逸。あの時代を感じるCM仕立てで何度でも見たくなります。
スカート
『20/20』
その藤井隆のアルバムにも楽曲提供した澤部渡くんのソロプロジェクト、スカートが満を持してリリースしたメジャーデヴューアルバムです。インディー時代から質の高いソフトロックを作っていた彼です。メジャーになってもそのスタンスは変わりません。失礼ながら見た目からは想像できない繊細で品が良く少し捻りの効いたポップスで、先達に対する敬意を感じるところも好ましい。1曲がコンパクトで余韻を大切にする感じなのも素敵です。
Shiggy Jr.
『SHUFFLE!! E.P.』
前リリースから1年、事務所もレコード会社も移籍してのリリースとなったシギージュニアの5曲入りEP。今まで以上にヴァラエティに富んだ内容ながら極めてポップという彼らの軸は揺らいでいない。ディスコからハードロックまであらゆるジャンルを飲み込みながらひたすらにポップなのは、やはりヴォーカル池田智子の歌声の力。3曲目「二人のストーリー」でラップを披露する茂幸くんの歌が実に素晴らしい。この曲は彼らの新しい代表曲になるかもと思わされる魅力に満ちた1曲。
脇田もなり
「WINGSCAPE」
もはや元エスペシアという説明も不要と思えるくらいソロシンガーとしての実力を存分に発揮する脇田もなり。ラテンの風味が程よく塗されたジャズファンクチューンとレアグルーヴ系ファンクという組み合わせはクラブミュージック世代を直撃する。楽曲を担当する冗談伯爵の見事な手腕に脱帽。コーラスでスムースエースが参加しているのもポイント高し。彼女の歌は絶妙なクセが聴いている人の心に引っかかりを残す天性の歌姫だと思います。これからがますます楽しみな歌い手の一人。