金曜日に買った3枚のCDをひたすら聴いています。
師走に入って、ますますイイ作品が続出(笑)。今年のマイベスト選考も難航が予想されます。
“ミュージックマシーン”でリリース情報を知り、予備知識0(というか、今でも全く解らないまま…笑)で試聴。「コレはイイぞ!」と発注していたCDが、BEN thinks little of sneakersの『module』。5曲入りミニアルバムだけど、その全部が素晴らしい出来。ノーナリーヴスやスクービードゥー、オリジナルラヴといったルーツミュージックを咀嚼し自らのスタイルに昇華させる能力に長けた先達に匹敵するセンス。ソウルだったりジャズだったり曲ごとに見える景色は色々だけど、根底に流れるスタイリッシュでソウルフルな、音楽への情熱がヒシヒシと伝わる。
「秘密のハミング」のスネアの音色やギターのフレーズに、私のココロは揺さぶられまくってノックアウトされました。グルーヴィー且つポップでソウルフルで、まるで私の為にオーダーメイドされた様な音作りに感激!の1枚です。
韓国生まれで福岡育ちの女性ヴォーカリストRAMJAが、11月頭に出したシングル「記憶」もイイねぇ。1曲目の「記憶」は掠れ気味の声が生きる、お得意の“絞り出す様な”バラッド。ただ、凡百のバラッドと一線を画す魅力は彼女のクセやエグミを生かし切ったメロディラインの構築とサウンドプロダクションのセンスの良さ。彼女の歌声に確かに存在するグルーヴィーさを見事に際立たせている。
そして、カップリングの「赤い体温」は負けず劣らず素晴らしい1曲に仕上がってて。1曲目とは対照的なソウルフルなアッパーチューン。サビのフェイクするヴォーカルにゾクゾクさせられます。
個性的で印象に残る絶品のヴォーカル、これからも楽しみな存在。注目していきたいと思います。
もう1枚のスネオヘアー『カナシミ』は別に記事を書くつもりなので、あしからず(笑)