日本グルーヴチューン振興会

レヴュー:キンモクセイ『冬の磁石』

引き続き11月30日リリース分から“久しぶり”な感じの一曲を(笑)

キンモクセイ「冬の磁石」
fuyunojisyaku

何が久しぶりかっていうと、ここんとこのキンモクセイの音は自分的にちょっと・・・・って部分があったんですよ(笑)。フックの弱さと、若干の詰めの甘さが微妙に引っかかってて。CDは全部買ってたけど、リピート率は低めでした。

今回のシングルも、「来月アルバムが出るし、カップリングの試聴して買うかどうか決めよ」と思いショップで聴いてみました。そしたら、メインのこの曲の良さに我慢が出来ず(爆)

名曲「二人のアカボシ」を彷彿とさせる“冬のセツナ系疾走ポップ!”

彼らの十八番というか、真骨頂というか。ユーミンっぽい部分や、大滝詠一の「さらばシベリア鉄道」を思い出すフレーズもあったり、先達へのリスペクトも感じるオマージュっぽさが、いかにもキンモクセイらしくてGood!(笑)
ウラを打つハイハットが演出するギャロップするリズムが気持ちイイです(謎)
この、『ちょい懐かしサウンド』は好き嫌いあるかもしれませんけどねぇ。シンセのフレーズとか・・
でも、このメロディは、個人的にはキンモクセイの曲で五指に入る出来だと思います。
この曲を、バンドのメインライターのVo:伊藤俊吾が書いたのではなく、ギターの後藤秀人が作曲したというコトが、キンモクセイというバンドの進化と今後の可能性を感じさせます。

というコトで、私の中でキンモクセイも復活(爆)という意味で“久しぶり”という訳でした(謎爆)


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コメント一覧

ばつ
MASSヒロシマさん、はじめまして。
http://funky-katsu.blog.ocn.ne.jp/musicmania/
拙ブログへのコメント、ありがとうございます。
キンモクセイ活動休止のニュースは、私も残念に思っています。古のジャパニーズポップの継承者として期待していましたし。
ただ、最近の楽曲に魅力が薄れていたのも動かしがたい事実・・・・
ファーストアルバムの時の様なインパクトをまた携えて、帰ってきてくれると嬉しいんですが。
MASSヒロシマ
初めまして。
http://plaza.rakuten.co.jp/compactymo/
年末にキンモクセイのベストが出て、やれうれしやと思っていたら正月早々活動休止の発表・・・

それにしても『冬の磁石』は傑作でした。
1980年代の歌謡曲、それもまだJ-POPなどと呼ばれていなかった頃のにおいを漂わせた、これぞ「ポピュラーミュージック」にふさわしい曲でした。ポスト筒見京平はキンモクセイかもしれないと秘かに期待していたので、活動休止は残念でなりません。

あとキンモクセイといえば『二人のアカボシ』。マキシシングルの、チャルメラを模したジャケットデザインが秀逸でした。この曲はかなりのロングヒット(半年以上?)でした。最近はこのようなロングヒットはなかなかない(最近では千の風くらいでしょうか)ので、この曲がいかに普遍的な良さを持っていたかということがわかります。

上質な音楽を作るアーティストが減るのは寂しい限りです。復活が待ち遠しいです。
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