ますますもって更新が滞りがちですが、どうぞお見限りにならずお付き合いくださいませ(苦笑)
本日の1枚は、一見グルーヴと無関係なコチラ。
日食なつこ
『異常透明』
2012/6/26リリース
LD&K
236-LDKCD
インパクトのある名前、シンプルだけど印象的なジャケット、歌も個性的で面白い存在です。
岩手出身、岩手大在学中の女子大生シンガーソングライターのサードミニアルバム。
ピアノ弾き語りのシンガーソングライターというと、自分の世界に浸り込んだタイプを思い浮かべてしまいますが、彼女はちょっと空気が違う。
ちょっとピアノが跳ねる感じがある。大好きな、つるうちはなちゃんやいいくぼさおり、斎藤さっこといったピアノをドライヴさせる雰囲気があるんだね。
それから、今回のアルバムに参加しているメンバーが実にイイんだ。
アレンジは、ドクターストレンジラヴの根岸孝旨や浦清英(ムーンチャイルドや中村中のプロデューサー)、伊賀航(細野晴臣や星野源との仕事でお馴染み)といった布陣。
ドラムには、元くるりの田中佑司やサケロックの伊藤大地、曽我部恵一や流線形と仕事をする北山ゆうこといった面々を配し、ギターには羊毛とおはなの市川和則・・・・・・・・・考えてみれば、星野源に通じる趣味の良さが感じられるな~
歌声は、ファルセットの使い方とかに笹川美和のニオイを感じる。
強さを感じるクセ声で好き嫌いは分かれそうな気もするけど(苦笑)
レコメンドは2曲目の「環礁宇宙」かな。淡々としたヴァースから、跳ねるピアノが歌い出すBメロを経てフックの効いたサビへという流れが好みです。
サビのピアノとかに、控えめなグルーヴを感じるのは私だけではないと信じたいんですがね
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YouTube: 日食なつこ「跳躍」PV