新年のご挨拶以来の記事ですが、今週の火曜日に今年初めて新譜を買いました。
本日は、その中の1枚。
COUCH
『リトルダンサー』
2017/1/18リリース
Happiness Records
HRBR-004
不勉強ながら、このバンドの事を殆ど知りませんでした。
購入のきっかけになったのは、最近奥さんがドハマりしてる青山陽一さん。彼の名曲「最後はヌード」のカヴァーが収められているという事が興味をそそり、COUCHの動画を何曲か探して、コレは良いと思った次第。
そうして買ってみたこのアルバム・・・・素晴らしかった。カヴァー曲目当てで買ったのが申し訳なく思うくらいオリジナル曲が全部最高だった。
ギター・ベース・ドラムという最小限のスリーピースバンドが奏でているとは思えないリッチでダイナミズムに溢れたサウンド。力強さも繊細さも感じられる絶妙のアンサンブル。心地良く胸の奥に突き刺さるヴォーカルとコーラスワーク。何よりも素晴らしいのは、様々なファクターを取り込み丁寧に構築された楽曲の数々。
同じスリーピースのGreat3やペトロールズが好きな私や家内がハマるのも頷けるバンドです。
今まで注目してなくてスイマセン(苦笑)
シュガーベイブや山下達郎、オリジナルラブといった系譜に連なるブラックアイドソウルフレーヴァ―の作品として、ずっと聴き継いでいくべき名盤だと思います。「OUTBACK」の様な曲は、ベースのグルーヴやドラムのキレ、ギターリフの身体を揺らす感じなど、グルーヴチューン好きとして、とても惹かれる要素が満載。加えて、バラッドが苦手な私も脱帽する名スロウナンバー「ちいさな星」が本当に沁みる。
というかリード曲「街の草原」を筆頭に全部が最高なんですけどね。
今年の購入1発目で2017年のマイベストアルバムの一角は埋まりました。それくらいのインパクト。是非、今まで知らなかった方々にも手に取るきっかけになってくれれば、こんなに幸せな事はありません。
なお、詳しい曲解説などは敬愛するWebVANDA:ウチタカヒデ氏のレヴューをご覧頂ければと思います。