日本グルーヴチューン振興会

レヴュー:宮川弾アンサンブル 『pied-piper』

安藤裕子「さみしがり屋の言葉達」の作曲者として知られる、宮川弾(元ラヴ・タンバリンズ)のソロプロジェクトアルバム。
Piedpiper
室内楽をベースとしてポップスをやる為に彼が作り上げた架空の楽団、というのがコンセプト。
一人で、ピアノ・ギター・マリンバ・スネア・スルドー・シンバル・コンガ・ボンゴ・クラリネット・サックス・フルートなどをこなす。加えて、弦一徹のストリングスと、トランペットやトロンボーンなど、生楽器に拘った音作りが貫かれている。ガチャガチャした楽しいポップスだけど、どこか気高い

“アーティスティック・トイ・ポップス”とでも呼びたい感じ。

ゲストヴォーカルが豪華で、私のツボをつく(笑)
Ryohei畠山美由紀土岐麻子安藤裕子カーネーションの直枝政広のらん,そして太田裕美!!

やはり、個人的な好みとして女性ヴォーカルの曲に惹かれる。その中でも、太田裕美の「bottles」が印象的だった。彼女独特のヴォーカルと牧歌的なメロディが相まって実に暖かいポップスに仕上がっている。

実験作ではあるけれど、ちゃんと普遍性を備えた作品。ゆったりと紅茶でも飲みながら楽しみたい。


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