最近、ブログを更新する使命感に駆られています。
いや、本来ブログってそーいうモンじゃないと思うのですが、楽しみにしてくださる方の存在がハッキリすると、何か更新したいな・・・という思いが湧いてくる気がします。
読んでくださる方の好みに合うか分からない作品ばかり取り上げるのは気が引けるんですけどね(苦笑)
という訳で今回もインディーズの作品。
ズータンズ
『と、思っていた。』
2010/2/10リリース
レーベル:ボランチ
ディストリビューター:バウンディ
DQC-411
2007年7月以来、約2年半ぶりのセカンドアルバム。
前作も実に私好みの作品でしたが、今回は曲の出来が遥かに上。
ある意味“化けた”といっていいくらい、私にはグッと来る。
楽曲は粒ぞろいで、捨て曲なし。特に「星降る街」「ワープ」「アップライト」と続く冒頭の3曲と、「marry」「マイナスワン」「撫子」という中盤の3 曲。この流れは大好き。
元々、ピアノメインのポップロック(しかも女性ヴォーカル)というのは、ジャンルとして大好物なんだけど、彼らの音楽にはセンスの良さを感じるのだ。
ヴォーカルの神原真美の若干くぐもった、しかし押し出しの強い声の魅力。
鍵盤の鈴木謙之が奏でるフレーズの気持ちよさとメロディセンス。
出来上がった音には確かなフックが存在する。
決してキレイに右耳から左耳に通り抜けてしまわない引っ掛かりを持つ。
ポップソングにおいて、これが最も大事で最も難しいコトなんだと私は思う。
美メロを作るだけならそれはさほど難しい話ではない。
スキルの高い演奏を聴かせることもそう。
ただ歌が上手いだけの歌手など掃いて捨てるほどいる。
しかし、ココロに楔を打つ曲を作ることができるアーティストは・・・・・・・
ズータンズにはその力がある。
そう確信するだけのポテンシャルを見せつけてくれた1枚。
今年のマイベスト・ノミネート候補だと思います。
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